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本意見交換会について 資料-1参考3 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000162533_00001.html |
出典情報 | 令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第1回 3/15)《厚生労働省》 |
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意見交換 資料1参考3
R 5 . 3 . 1 5
令和 5 年 2 月 16 日
第 19 回医療介護総合確保促進会議
資料 3
ポスト 2025 年の医療・介護提供体制の姿(案)
いわゆる団塊の世代が全て 75 歳以上となる令和7年(2025 年)に向けて、医
療機能の分化・連携や地域包括ケアシステムの構築が進められてきたが、
一方で、
今般の新型コロナウイルス感染症対応において、地域における医療・介護の提供
に係る様々な課題が浮き彫りとなった。
今後、医療・介護の複合的ニーズを有する 85 歳以上人口が急増し、また、高齢
者の単独世帯も増加していく中で、例えば単身で暮らす複数の基礎疾患を持つ要
介護の高齢者への急性期や感染症の対応など、
新型コロナウイルス感染症対応は、
このまま対策を講じなければいずれ直面するであろう医療・介護提供体制の課題
を、現実に体験したものと捉えることもできる。他方、こうした危機の中にあっ
て、医療・介護の現場あるいは現場と行政の間等で、密接な意思疎通が求められ、
新たな形を含め様々な役割分担・連携・協力の取組が模索され、地域で実現した
ことも確かであり、今後の医療・介護提供体制の改革にこうした経験を活かして
いくことが期待される。
今後、全国的には令和 22 年(2040 年)頃に、高齢者人口がピークを迎える中
で、医療・介護の複合的ニーズを有する高齢者数が高止まりする一方、生産年齢
人口の急減に直面するという局面を迎えることとなる。さらに医療・介護提供体
制の改革を進めていくに当たっては、こうした局面を視野に入れて、実現が期待
される医療・介護提供体制の姿を関係者が共有した上で、そこから振り返って現
在すべきことを考える形(バックキャスト)で具体的に改革を進めていくことが
求められる。その際、医療・介護の提供体制を論ずべき地域単位でみれば、こう
した変化のスピードや度合いは様々であり、地域ごとの人口構造やこれに伴う医
療・介護需要の変化を見据えながら、地域ごとに適切に対応できるような形で改
革を進めていく必要がある。また、既に減少に転じている生産年齢人口が令和7
年(2025 年)以降さらに減少が加速化することも踏まえると、必要なサービスを
創出していく取組を続ける一方で、限りある人材等で増大する医療・介護ニーズ
を支えていくため、医療・介護提供体制の最適化や効率化を図っていくという視
点も重要である。
「ポスト 2025 年の医療・介護提供体制の姿」は、高齢者人口がピークを迎える
中で、医療・介護の複合的ニーズを有する高齢者数が高止まりする一方、生産年
齢人口の急減に直面するという局面において実現が期待される医療・介護提供体
制の姿として現時点で想起し得るものを、患者・利用者など国民の目線で描いた
ものである。
1
R 5 . 3 . 1 5
令和 5 年 2 月 16 日
第 19 回医療介護総合確保促進会議
資料 3
ポスト 2025 年の医療・介護提供体制の姿(案)
いわゆる団塊の世代が全て 75 歳以上となる令和7年(2025 年)に向けて、医
療機能の分化・連携や地域包括ケアシステムの構築が進められてきたが、
一方で、
今般の新型コロナウイルス感染症対応において、地域における医療・介護の提供
に係る様々な課題が浮き彫りとなった。
今後、医療・介護の複合的ニーズを有する 85 歳以上人口が急増し、また、高齢
者の単独世帯も増加していく中で、例えば単身で暮らす複数の基礎疾患を持つ要
介護の高齢者への急性期や感染症の対応など、
新型コロナウイルス感染症対応は、
このまま対策を講じなければいずれ直面するであろう医療・介護提供体制の課題
を、現実に体験したものと捉えることもできる。他方、こうした危機の中にあっ
て、医療・介護の現場あるいは現場と行政の間等で、密接な意思疎通が求められ、
新たな形を含め様々な役割分担・連携・協力の取組が模索され、地域で実現した
ことも確かであり、今後の医療・介護提供体制の改革にこうした経験を活かして
いくことが期待される。
今後、全国的には令和 22 年(2040 年)頃に、高齢者人口がピークを迎える中
で、医療・介護の複合的ニーズを有する高齢者数が高止まりする一方、生産年齢
人口の急減に直面するという局面を迎えることとなる。さらに医療・介護提供体
制の改革を進めていくに当たっては、こうした局面を視野に入れて、実現が期待
される医療・介護提供体制の姿を関係者が共有した上で、そこから振り返って現
在すべきことを考える形(バックキャスト)で具体的に改革を進めていくことが
求められる。その際、医療・介護の提供体制を論ずべき地域単位でみれば、こう
した変化のスピードや度合いは様々であり、地域ごとの人口構造やこれに伴う医
療・介護需要の変化を見据えながら、地域ごとに適切に対応できるような形で改
革を進めていく必要がある。また、既に減少に転じている生産年齢人口が令和7
年(2025 年)以降さらに減少が加速化することも踏まえると、必要なサービスを
創出していく取組を続ける一方で、限りある人材等で増大する医療・介護ニーズ
を支えていくため、医療・介護提供体制の最適化や効率化を図っていくという視
点も重要である。
「ポスト 2025 年の医療・介護提供体制の姿」は、高齢者人口がピークを迎える
中で、医療・介護の複合的ニーズを有する高齢者数が高止まりする一方、生産年
齢人口の急減に直面するという局面において実現が期待される医療・介護提供体
制の姿として現時点で想起し得るものを、患者・利用者など国民の目線で描いた
ものである。
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