そのため、安全管理対策の設計においては専門的な知見なども求められるが、医療機関等において
は、必ずしもこのようなリスクアセスメントに基づく安全管理対策を行うのに十分な資源（要員、費
用等）を有していないこともある。このような場合には、利用を想定する事業者において行うリスク
アセスメントと、これを踏まえた技術的な対応における対策などを参考にすることなどが考えられる。
なお事業者からは、
「サービス仕様適合開示書」の提示を受けることが想定される。
特に専任の情報システムの要員がいない医療機関等の場合には、安全な医療情報システム・サービ
スを事業者から導入し、構築と運用等は事業者に委ねるほうが、安全性や経済性で優れていることが
多い。
システム運用担当者は、このような方法も含めて、リスクアセスメントを踏まえた技術的な対応に
おける措置を整理し、企画管理者に報告することが求められる。

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