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「2022年 病院看護実態調査」結果 (9 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/home/assets/20230301_nl04.pdf
出典情報 「2022年 病院看護実態調査」結果(3/31)《日本看護協会》
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News Release
報道関係者各位

公益社団法人 日本看護協会 広報部
2023 年 3 月 31 日

3.看護職員の処遇改善の状況
●看護職員の処遇改善事業補助金(前ページ参照)の対象に該当する割合は、49.3%だった(※)
(図 6)。
※看護職員等処遇改善事業補助金申請状況(厚生労働省発表・2022 年 6 月)によれば、全国の対象医療
機関 2,720 施設のうち、2,411 施設(88.6%)が申請を行ったとされる。2,411 施設÷本調査の対象 8,165
病院=29.5%(約 3 割)と比べて、本調査の 49.3%という数値は高いことから、本調査への回答率が補助金
対象の病院で高く、対象外の病院で低いと推察される。

●補助金の対象に該当する場合に、看護職員等処遇改善事業補助金を「申請した」割合は
89.9%だった(図 7)。
●処遇改善の対象は、看護職員のほか、医療機関の判断により看護補助者、理学療法士・作業療
法士などのコメディカルも含めることができることから、処遇改善の対象範囲を複数回答で尋ね
た。対象範囲は、「看護職員」が 99.3%で最も多く、次いで「看護補助者」47.7%、コメディカル職
種 28.9%だった(図 8)。
●処遇改善の内容は、「決まった手当として支給」が 85.5%であり、「基本給の引上げ」が 13.3%、
「一時金として支給」は 4.8%だった(図 9)。
●「決まった手当として支給」で対応した場合の手当の名目は、「特殊勤務手当」22.9%、「勤務手
当」8.1%、「資格手当」4.9%の順に多かった(図 10)。
●「基本給の引上げ」で対応した場合の基本給引上げ額は、「4000~5000 円未満」32.0%、
「3000~4000 円未満」17.7%、「2000~3000 円未満」14.9%の順に多く、平均では 5,233 円、
中央値 4,000 円だった(最大値 13,000 円、最小値 300 円)(図 11)。
●看護職員等処遇改善事業補助金のうち、看護職員の処遇改善に充てられた割合は、「100%」
が 51.6%と最も多く、「80~100%未満」14.9%、「60~80%未満」15.5%だった(図 12)。

無回答・不明
0.7%

申請しなかった
10.1%

該当しない
50.0%

無回答・不明
0.1%

該当する
49.3%
申請した
89.9%

図 6 看護職員等処遇改善事業補助金
該当状況 (n=2,964)

図 7 看護職員等処遇改善事業補助金の
申請状況(n=1,461)
9

<リリースのお問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8478
E メール koho@nurse.or.jp
ホームページ https://www.nurse.or.jp