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聴力が低下した地域在住高齢者の孤独感が要介護状態の新規発生と関連することを明らかにしました 本文 (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jst.go.jp/pr/announce/20230410/index.html |
出典情報 | 聴力が低下した地域在住高齢者の孤独感が要介護状態の新規発生と関連することを明らかにしました(4/10)《国立長寿医療研究センター》 |
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国立研究開発法人
国立長寿医療研究センター
National Center for Geriatrics and Gerontology
次に、聴力低下のなし群と、聴力低下あり群で分類した、孤独感と要介護状態の新規発
生に関するカプランマイヤー生存曲線を示します(図 1-A、図 1-B)。年齢、性別、教育年
数、および孤独感の潜在的な交絡因子とされた変数により調整した Cox 比例ハザード回帰
分析の結果、最初の調査から 24 ヶ月後、聴力低下なし群では、孤独感は要介護状態の新規
発生と有意な関連は認められなかった一方、聴力低下あり群では、孤独感を有する場合、
約 1.7 倍も要介護状態の新規発生が多く認められました(オッズ比:1.71, 95%信頼区間:
1.05-2.81)(図 1-B)。
図 1. 聴力低下の有無で層別化した孤独感と要介護状態発生のカプランマイヤー生存曲線
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター http://www.ncgg.go.jp
国立長寿医療研究センター
National Center for Geriatrics and Gerontology
次に、聴力低下のなし群と、聴力低下あり群で分類した、孤独感と要介護状態の新規発
生に関するカプランマイヤー生存曲線を示します(図 1-A、図 1-B)。年齢、性別、教育年
数、および孤独感の潜在的な交絡因子とされた変数により調整した Cox 比例ハザード回帰
分析の結果、最初の調査から 24 ヶ月後、聴力低下なし群では、孤独感は要介護状態の新規
発生と有意な関連は認められなかった一方、聴力低下あり群では、孤独感を有する場合、
約 1.7 倍も要介護状態の新規発生が多く認められました(オッズ比:1.71, 95%信頼区間:
1.05-2.81)(図 1-B)。
図 1. 聴力低下の有無で層別化した孤独感と要介護状態発生のカプランマイヤー生存曲線
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター http://www.ncgg.go.jp