よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和2年市区町村別生命表における変更について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/ckts20/index.html
出典情報 令和2年市区町村別生命表の概況(5/12)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

変更の背景②

現行の計算方法の課題

定常人口の計算に必要な「95歳以上の中央死亡率の実績」が不安定である。
【現行の計算方法】 95歳以上の定常人口 = 95歳以上の死亡数 ÷ 95歳以上の中央死亡率の実績
95歳以上の中央死亡率の実績 は、95歳以上の年間死亡総数の実績 ÷ 95歳以上の人口総数の実績 で算出される指標である。
「中央死亡率」は年間死亡数を中央人口で除したもの(当該年齢階級における“中央”の死亡状況をとらえる指標のイメージ)であるが、年齢構成に
偏りがあると、人口の多い年齢の死亡状況に引っ張られてしまう性質を持っている。
このように、95歳以上における年齢構成の偏りに影響を受けやすいことに加え、そもそも95歳以上は一般に人口が少ないことから、特に規模が小さ
い市区町村では、サンプルの少なさも相まって値が不安定になりやすいという課題がある。

(イメージ図)








(例)100歳の人口が多い市区町村の場合、100歳の死亡状況が色濃く反映され、中央死亡率が高めに出やすい。
100歳の死亡状況が色濃く反映

95歳

96歳

97歳

98歳

99歳

100歳

101歳









年間死亡総数

100歳

中央死亡率 =
人口総数

95歳

96歳

97歳

98歳

99歳

100歳

101歳

100歳



(参考)95歳平均余命

市区町村と都道府県の分布の比較

実際に平成27年市区町村別生命表の95歳平均余命を見ると、
市区町村でバラツキが大きく、中央死亡率の不安定さが分析に
当たっての支障となる可能性がある。特に今後も95歳以上人
口が増えた場合に、その影響が際立つ恐れがある。
⇒市区町村の実態を今後も的確に表わすことができるか疑義。

5