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総-4○在宅自己注射について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00186.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第545回 5/17)《厚生労働省》
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ている場合には、1回300mgを4週間隔で皮下注射することもできる。
【薬理作用】
本剤は活性化された血漿カリクレインの基質切断活性に対する阻害薬であり、遺
伝性血管性浮腫の急性発作の原因となるブラジキニンの過剰な放出を抑制する。
【主な副作用】
注射部位反応(疼痛、紅斑、内出血、不快感、血腫、出血、そう痒感、腫脹、硬
結、異常感覚、反応、熱感、浮腫、発疹)、浮動性めまい 等
【承認状況】
令和4年3月

薬事承認

3.ホスレボドパ・ホスカルビドパ水和物配合剤
【販売名】
ヴィアレブ配合持続皮下注
【効能・効果】
レボドパ含有製剤を含む既存の薬物療法で十分な効果が得られないパーキンソ
ン病の症状の日内変動(wearing-off現象)の改善
【用法・用量】
本剤投与前の経口レボドパ量に応じて1時間あたりの注入速度を設定し、24時間
持続皮下投与する。患者がオフ状態で本剤の投与を開始する場合には、持続投与開
始前に負荷投与を行う。なお、必要に応じて持続投与中に追加投与を行うことがで
きる。
通常、成人には、本剤を0.15~0.69mL/時間(レボドパ換算量として約26~117mg/
時間)で持続投与する。負荷投与を行う場合は本剤0.6~2.0mL(レボドパ換算量と
して約100~350mg)を投与する。追加投与は本剤を1回あたり0.1~0.3mL(レボド
パ換算量として約17~51mg)で投与する。
本剤の投与量は症状により適宜増減するが、1日総投与量は16.67mL(レボドパ換
算量として2840mg)を超えないこと。
【薬理作用】
プロドラッグであるホスレボドパはホスファターゼによりレボドパに速やかに
変換される。ドパミンの前駆体であるレボドパは、血液脳関門を通過し、脳内でド
パミンに変換され、レボドパがパーキンソン病の症状を軽減すると考えられる。レ
ボドパは末梢でドパ脱炭酸酵素(DDC)及びカテコール-O-メチルトランスフェラー
ゼ(COMT)により大部分が代謝されるため、代謝酵素阻害剤を併用しない場合、脳
内に取り込まれるレボドパ量はごくわずかである。
また、プロドラッグであるホスカルビドパはホスファターゼによりカルビドパに
速やかに変換される。カルビドパは末梢性ドパ脱炭酸阻害薬である。カルビドパの
脱炭酸酵素阻害活性は脳外組織に限定されるため、カルビドパとレボドパとの併用
投与によって、カルビドパは末梢におけるレボドパの脱炭酸化を阻害し、脳内に移
行するレボドパ量を増加させ、また、レボドパの脱炭酸反応に起因する末梢作用(悪
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