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資料11 十倉 構成員提出資料 (2 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mirai/dai3/gijisidai.html
出典情報 こども未来戦略会議(第3回 5/17)《内閣官房》
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ては、名目の民間設備投資額が 103.5 兆円となる見通しとなっている。引
き続き、「2027 年度に設備投資 115 兆円」との目標に向けて、官民で取り
組みを進めていく。


さらに、正規・非正規雇用の格差是正、同一労働・同一賃金の徹底、男女と
もに働きやすい環境整備にも継続して取り組んでいく。



特に、男性の育児休業取得率の目標達成だけではなく、男女が真のイコー
ルパートナーとして、家事・育児を実質的に担う十分な日数の取得に挑戦
する必要がある。



そのため、経営トップのコミットメントを強化し、引き続き取得促進に向
けた環境整備や、取得を希望する男性が後ろめたさや不安を感じることの
ないよう、社内の意識改革に取り組む。



経団連としても、そのような改革機運を盛り上げるべく、会員企業への呼
びかけを強める考えである。

3.給付の拡充にあたっての考え方
今回の政策強化は、わが国の社会経済の根幹に関わる構造問題への速やかな
対応を目指す以上、
「1.基本的考え方」で示したとおり、政策効果の高い対策
に重点投下すべきである。
その際、わが国が厳しい財政状況にあること、出生率向上・人口増加の効果
を見ると、現金給付等の政府支出の拡充は、若年世代の所得向上や男性の家事
参加に比べ小さい1ことを踏まえる必要がある。
上記により、経済界としては、
「社会全体でこども・子育てを支える意識醸成」
に向けて「制度のかつてない大幅な拡充」をするとして、高所得世帯を含め一
律に給付を拡充し、予算を大幅増額する考えには与さない。
政策強化のメリハリ付け、プライオリティ付けを行い、特に、所得の低い世

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経済財政諮問会議(2023 年 4 月 26 日)の有識者議員提出参考資料「少子化の傾向を反
転させる取組についての機械的試算」を参照。

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