（６）転倒災害について
事故の型別で最多の「転倒」の件数は 35,295 件で、前年比 1,623 件
（4.8％）の増加、平成 29 年比 6,985 件（24.7％）の増加となっており、
死傷災害全体のうち占める割合が 26.7％と初めて全体の１／４を超えた。
男女別・年齢別の転倒災害発生件数、労働者数、死傷年千人率は表 14〜
16 のとおりで、労働力の高齢化（特に中高年齢の女性労働者の増加）が転
倒災害増加の主要因となっている。なお、転倒災害リスクが高くなってい
る小売業や社会福祉施設において中高年齢の女性労働者数が増加し、年齢
層別の死傷年千人率も増加している。

表 14

転倒災害発生件数
［人］

令和４年
男性

令和３年

女性

男性

平成 29 年

女性

男性

女性

15〜19 歳

145

108

138

113

135

96

20〜24 歳

520

352

505

342

471

317

25〜29 歳

602

376

568

353

556

340

30〜34 歳

664

393

686

407

750

361

35〜39 歳

861

526

831

522

871

518

40〜44 歳

1,065

864

1,060

837

1,214

887

45〜49 歳

1,519

1,477

1,526

1,481

1,441

1,421

50〜54 歳

1,912

2,805

1,644

2,634

1,471

2,193

55〜59 歳

1,908

3,739

1,807

3,684

1,541

3,104

60〜64 歳

1,951

3,908

1,799

3,708

1,535

3,063

65〜69 歳

1,510

3,154

1,506

3,080

1,312

2,622

70〜74 歳

1,154

2,360

1,160

2,083

496

969

75〜79 歳

419

695

369

562

207

317

80〜84 歳

110

144

104

117

41

46

85 歳〜

25

29

18

28

7

8

小計

14,365

20,930

13,721

19,951

12,048

16,262

合計

35,295

33,672

19

28,310