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総-3○費用対効果評価専門組織からの報告について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00190.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第546回 6/14)《厚生労働省》
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(参考)Micra AV の費用対効果評価案策定に係る主な検討事項
1. 分析枠組みについて
対象とする疾患
決定された
分析枠組み

心房細動を合併していないペースメーカ適応の房室ブロック患者のう
ち、経静脈ペースメーカの留置を避けることが望ましい患者

比較対照技術

DDD 経静脈ペースメーカ (デュアルチャンバ(IV 型))

その他

該当せず

2.分析枠組みに係る専門組織での主な検討事項
(専門組織の見解)


分析枠組みについて妥当と考えられる。

(企業の不服意見)
・ なし
3.費用対効果評価結果案策定に係る専門組織での主な検討事項
比較対照技術である DDD 経静脈ペースメーカ (デュアルチャンバ(IV 型))に対する Micra 経カテー
テルペーシングシステム (Micra AV)の有用性については、製造販売業者から提出された分析データ
等と公的分析結果の双方とも一定の科学的妥当性が認められた。一方、以下の項目について製造販売
業者と公的分析の評価に違いが生じたため、専門組織の意見に基づき、公的分析による再分析が行わ
れた。その結果、公的分析結果がより妥当であることから公的分析結果を採用した。


患者の健康状態の値(QOL 値※)設定のデータソースについて



植込み後 12 か月およびそれ以降の QOL 値の設定について



入院費用について


人々の健康状態を0から1に数値化したもの

(専門組織(1回目)の見解)


長期の QOL 値の設定について、以下の理由により公的分析案がより妥当である。


企業案は、植込み後6ヶ月より後における、Micra AV 植込み患者と比較対照技術の患
者の QOL 値の差が長期も継続すると仮定しているが、その際に用いられた値は根拠に基
づいた値ではないため、それをもとに何らかの意思決定をしていくことは困難である。
比較対照技術※を実施した患者において、手術直後は手術傷や植え込み部位が気にな



ってしまうことによって QOL 値の低下が生じることも否定できないが、6か月、1年を
経た後は、そうした QOL 値の低下は考えにくく、Micra AV と比較対照技術に QOL 値の
差があるとは言えないのではないか。


比較対照技術では、手術により胸部に手術傷ができるとともに、ペースメーカ本体
が胸部に、リードが胸部から心臓内へ植え込まれる。一方、Micra AV は、カテーテル

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