よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


1 高齢化の現状と将来像 (5 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/zenbun/05pdf_index.html
出典情報 令和5年版高齢社会白書(6/20)《内閣府》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。



将 来 の 平 均 寿 命 は 男 性 85.89 年、 女 性

0.09 年、女性は 0.14 年下回った。しかし、今後、

91.94 年

男女とも平均寿命は延びて、令和 52 年には、

我が国の平均寿命は、令和3年現在、男性

男性 85.89 年、女性 91.94 年となり、女性は 90

81.47 年、女性 87.57 年と、前年に比べて男性は

図1-1-4

年を超えると見込まれている(図1-1-4)


平均寿命の推移と将来推計

(年)

推計値

実績値
95.00




90.00

87.71 87.57

86.30

88.62

89.63

90.50

91.26

91.94

84.60

85.00

81.90
78.76

80.00

81.56 81.47

82.56 83.57

84.45 85.22

85.89

79.55

74.66
77.72

75.00

75.92

70.19

73.35

70.00
69.31
65.00
61.5

65.32

60.00
55.00

58.0
昭和25
35
45
55
平成2
12
22
令和2

12
22
32
42
52 (年)
(1950) (1960) (1970) (1980) (1990) (2000) (2010) (2020) (2021) (2030) (2040) (2050) (2060) (2070)

資料:1950 年、2021 年は厚生労働省「簡易生命表」、1960 年から 2020 年までは厚生労働省「完全生命表」、2030 年以降は、国立社会保障・人口
問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」の死亡中位仮定による推計結果
(注)1970 年以前は沖縄県を除く値である。0歳の平均余命が「平均寿命」である。

2

高齢化の国際的動向

行してきた先進地域はもとより、開発途上地域
においても、高齢化が急速に進展すると見込ま

(1)世界の高齢化は急速に進展

れている(表1-1-5)


令 和 2(2020) 年 の 世 界 の 総 人 口 は 78 億
4,095 万人であり、令和 42(2060)年には 100
億 6,773 万人になると見込まれている。

先進諸国の高齢化率を比較して見ると、我が

総人口に占める 65 歳以上の者の割合(高齢

国は昭和 55(1980)年代までは下位、平成2

化率)は、昭和 25(1950)年の 5.1%から令和

(1990)年代にはほぼ中位であったが、平成 17

2(2020)年には 9.4%に上昇しているが、さ

(2005)年には最も高い水準となり、今後も高

らに令和 42(2060)年には 18.7%にまで上昇す
るものと見込まれており、今後 40 年で高齢化
が急速に進展することになる。地域別に高齢化
率の今後の推計を見ると、これまで高齢化が進
6

(2)我が国は世界で最も高い高齢化率である

水準が続くと見込まれている(図1-1-6)