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感染症週報 2023年第28週(7月10日-7月16日) (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html |
出典情報 | 感染症週報 2023年第28週(7月10日-7月16日)(7/28)《国立感染症研究所》 |
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Infectious Diseases Weekly Report Japan
2023年 第28週
(7月10日〜 7月16日)
:通巻第25巻 第28号
◆薬剤耐性菌感染症について
(2023年6月、30ページ「グラフ総覧」参照)
薬剤耐性菌感染症〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症、ペニシリン耐性肺炎球
菌
(PRSP)
感染症、薬剤耐性緑膿菌
(MDRP)
感染症〕
は、2次医療圏毎に1カ所以上定められた、
病床数300以上の基幹定点医療機関
(全国約500カ所)
から毎月報告される。2023年6月分の報
告を行った基幹定点医療機関数は476であった。
図1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
1,000
総数
800
男性
女性
600
400
200
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
PRSP:定点当たり報告数0.20
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定
点当たり報告数と比べて増加した。過去10年
間の同月との比較では2020年、2022年に次ぎ
3番目に少なかった。小児と高齢者からの報告
が多く、5歳未満が全体の45%、65歳以上が全
体の38%を占めていた(図2)。
薬剤耐性菌感染症の男女別・年齢階級
別報告数(2023年6月)
報告数
MRSA:定点当たり報告数2.55
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定
点当たり報告数と比べて減少した。過去10年
間の同月との比較では2021年に次ぎ2番目に
少なかった。高齢者からの報告が多く、65歳以
上が全体の74%を占めていた(図1)。
年齢階級(歳)
40
図2. ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
総数
報告数
女性
20
10
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
MDRP:定点当たり報告数0.02
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定
点当たり報告数と比べて減少した。過去10年
間の同月との比較では2018年、2019年に次ぎ
3番目に少なかった。高齢者からの報告が多く、
65歳以上が全体の73%を占めていた
(図3)。
男性
30
年齢階級(歳)
図3. 薬剤耐性緑膿菌感染症
8
総数
男性
6
報告数
女性
4
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
2
年齢階級(歳)
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
薬剤耐性菌感染症について
(3月)
12
2023年 第28週
(7月10日〜 7月16日)
:通巻第25巻 第28号
◆薬剤耐性菌感染症について
(2023年6月、30ページ「グラフ総覧」参照)
薬剤耐性菌感染症〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症、ペニシリン耐性肺炎球
菌
(PRSP)
感染症、薬剤耐性緑膿菌
(MDRP)
感染症〕
は、2次医療圏毎に1カ所以上定められた、
病床数300以上の基幹定点医療機関
(全国約500カ所)
から毎月報告される。2023年6月分の報
告を行った基幹定点医療機関数は476であった。
図1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
1,000
総数
800
男性
女性
600
400
200
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
PRSP:定点当たり報告数0.20
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定
点当たり報告数と比べて増加した。過去10年
間の同月との比較では2020年、2022年に次ぎ
3番目に少なかった。小児と高齢者からの報告
が多く、5歳未満が全体の45%、65歳以上が全
体の38%を占めていた(図2)。
薬剤耐性菌感染症の男女別・年齢階級
別報告数(2023年6月)
報告数
MRSA:定点当たり報告数2.55
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定
点当たり報告数と比べて減少した。過去10年
間の同月との比較では2021年に次ぎ2番目に
少なかった。高齢者からの報告が多く、65歳以
上が全体の74%を占めていた(図1)。
年齢階級(歳)
40
図2. ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
総数
報告数
女性
20
10
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
MDRP:定点当たり報告数0.02
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定
点当たり報告数と比べて減少した。過去10年
間の同月との比較では2018年、2019年に次ぎ
3番目に少なかった。高齢者からの報告が多く、
65歳以上が全体の73%を占めていた
(図3)。
男性
30
年齢階級(歳)
図3. 薬剤耐性緑膿菌感染症
8
総数
男性
6
報告数
女性
4
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
2
年齢階級(歳)
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
薬剤耐性菌感染症について
(3月)
12