よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料3】介護医療 (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34470.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第221回 8/7)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会 関連する課題・検討の視点
【テーマ4】高齢者施設・障害者施設等における医療
主な課題
(1)高齢者施設・障害者施設等の医療提供機能について
1)介護医療院における医療提供機能について
○ 介護医療院の介護報酬体系は、制度創設時において基本的に介護療養型医療施設を継承したことから、基本
サービス費で喀痰吸引や経管栄養など基本的な医療提供が評価される一方で、緊急時の治療や人工呼吸器の使用
等の比較的重度な状態像の利用者に対する加療について、加算による評価がなされている。


介護医療院は、医療提供が内包されている施設であり、提供可能な医療として酸素療法(酸素吸入)を行うこと
が可能な施設が約 91%、静脈内注射(点滴含む)が約 82%、喀痰吸引(1 日 8 回以上)が 83.7%と、一定の医療
が提供可能であると報告されている。



一方で、退所者の約 20%が医療機関への退所であり、そのうち一定の割合が肺炎や尿路感染症等の一般的な疾
患であると報告されていること等から、施設ごとで対応可能な医療ニーズに差がある可能性がある。



介護療養型医療施設からの移行が完了することも踏まえつつ、短期入所も含め、今後想定される入所者や医療
の進展を踏まえ、今後の介護医療院での医療提供のあり方や、適切な評価について引き続き検討していく必要が
ある。

検討の視点
(1)高齢者施設・障害者施設等の医療提供機能について
○ 常勤の医師及び看護職員が配置されている介護医療院及び介護老人保健施設について、介護医療院における生
活の継続を望む高齢者が、可能な限り施設で生活を送ることができるようにする観点や、介護老人保健施設にお
ける在宅復帰・在宅療養支援機能を推進する観点から、利用者に対して必要な医療が適切に提供されるよう、ど
のような対応が考えられるか。
令和5年4月19日 令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第2回)資料1抜粋

37