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【資料3】介護医療 (46 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34470.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第221回 8/7)《厚生労働省》
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介護医療院の現状と課題
<現状と課題>


介護医療院は、主として長期にわたり療養が必要である者に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管
理、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目
的とする施設。



平成30年4月に創設された介護医療院は、請求事業所数が年々増加し、令和5年3月末時点で764施設となっ
ている。移行元の割合は、介護療養病床が67.3%、医療療養病床が15.3%である。



収支差率は令和元年が5.2%、令和2年が7.0%、令和3年が5.8%と推移している。



前回の令和3年度介護報酬改定では、主に以下を実施した。
・介護医療院等における看取りへの対応の充実
・有床診療所から介護医療院への移行促進
・長期療養・生活施設の機能の強化
・介護医療院の薬剤指導管理の見直し
・リハビリテーションマネジメント等の見直し
・介護医療院の移行定着支援加算の廃止



介護医療院は、入所者32.4%が喀痰吸引、24.7%が経鼻経管栄養、17.7%が胃ろう・腸ろうによる栄養管理を
行うなど、一定の医療が必要な者へサービスを提供している。また、退所者の約5割が死亡退所であることから、
これらの者に対し、看取りまで対応を行う場の一つとしての機能を果たしている。



一方で、令和4年度改定検証調査では、介護医療院の利用者のうち、「人生の最終段階における医療・ケアの
決定プロセスに関するガイドライン」に沿った取組を行った割合は約5割に留まっている。

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