（現状と課題②）
○制度創設当初と比較して入居者の高齢化・重度化・認知症の進行により、ＡＤＬに多くの介

助を要する入居者が増えている実態がある。
※平均要介護度で０．５３増（厚生労働省「介護給付費等実態統計（旧：調査））

○認知症グループホームは食材料費のみ徴収できることとなっているが、重度者の調理の手間

やトロミ剤等の経済的負担が増えているとの意見が挙がっている。また、重度者の入浴介助
については、軽・中度者向けの入浴設備や、新たに特浴設備を設置しての２人介助など特に
負担が大きいとの意見が挙がっている。

○備え付けの福祉用具では対応が困難となっている実態があり、当初想定されていた以上の福
祉用具（エアマットやリクライニング車いすなど）の購入は、事業所の経済的負担となって
いるとともに、保管場所やメンテナンスの面でも非効率である。
○個々の重度化の容態に応じた適切なサービスの提供は、入居者の自立支援の観点からも重要
である。
（要望事項②）
〇個々の重度化の容態に応じた適切なサービスが提供できるよう、重度者へ対応した際の手当、
方策について検討していただきたい。

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