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薬費-2参考1○高額医薬品(認知症薬)に対する対応について (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000211220_00017.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会・薬価専門部会 合同部会(第1回 10/4)《厚生労働省》
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費用対効果の良くない比較対照技術が設定されたが、BSCを比較対照技術と
する分析が感度分析として実施された事例(ユルトリミス)


ラブリズマブ(ユルトミリス)の評価事例では、比較対照技術としてエクリズマブ(ソリリス)が設定されていたが、海外先行
研究よりエクリズマブ(ソリリス)の費用対効果に課題があることが枠組み設定の段階から懸念されており、BSCを比較対照技術
とする分析がは感度分析として行われた。



企業が提出した費用効果分析に基づくと、ソリリスに対するユルトミリスのICERは約711万円/QALY(下図の②)であったが、
BSCに対するソリリスのICERは1億円/QALY (下図の①)を超過しており、比較対照技術であるソリリスの費用対効果に課題が
あることが明らかとなった。
QALY

増分QALY

費用

-

増分費用

ICER

-

-

BSC

11.81

36,539,554

ソリリス

18.61

6.8

846,651,981

810,112,427

①119,134,180

ユルトミリス

19.86

1.25

855,544,150

8,892,169

②7,109,296

1,000,000,000

ソリリス

費用(円)

800,000,000
600,000,000



ユルトミリス



400,000,000
200,000,000

BSC

0
10

12

14

16

18

20

22

QALY

https://c2h.niph.go.jp/results/C2H1903/C2H1903_Report.pdf

2023年3月24日 費用対効果評価専門組織資料一部改変

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