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【参考資料1】これまでの議論の整理 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36184.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ(第1回 11/13)《厚生労働省》
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参考資料1
医療分野における仮名加工情報の保護と利活用に関する検討会
これまでの議論の整理
2022 年9月 30 日
1.はじめに
✓ 医療情報の利活用に資する取組として、近年、次世代医療基盤法の制定や個人情報
保護法の改正など、様々な取組が進められてきたものの、依然として課題を指摘する
声も多く存在する。
✓ そこで、本検討会では、2022 年3月から延べ7回にわたり、透明性を確保したルー
ルの下で、その成果を健康長寿社会の形成に資するようなデータの積極的な利活用の
在り方、同意・撤回手続の明確化や利用目的の適正性の確保等による個人の保護の在
り方をはじめ、多岐にわたる論点について議論を重ねてきた。
以下は、本検討会におけるこれまでの議論を整理したものである。

2.医療情報の性質と現行法制上の課題
✓ 医療情報は、例えば、個人の基礎疾患・治療歴・投薬の有無・予後情報等を適切に活
用することで、有効な治療法の開発や創薬・医療機器開発等といった医学の発展に寄
与することが可能となり、それにより、最終的には、現世代のみならず将来世代にも成
果が還元されることが期待されるという点において、医療情報は貴重な社会資源であ
る。
その一方で、医療情報は機微性の高い情報であり、個人が特定された場合に大きな
リスクを与えうることから、慎重な取扱いが必要である。
また、医療情報の利活用に関する同意については、同意した本人が「何に」同意をし
たのか真に理解していない場合も多いとの指摘もある。
✓ 医療情報の取扱いに関しては、現状、一般法である個人情報保護法の規律に服する
こととされているが、医療情報が有する上記の性質を踏まえると、一般法である個人
情報保護法を前提として医療情報の利活用の在り方を考えていくことは限界に達しつ

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