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【参考資料1】これまでの議論の整理 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36184.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ(第1回 11/13)《厚生労働省》
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5.その他
✓ 医療情報の利活用を進めていくためには、医療情報の性質を踏まえた透明・明確な
ルールを定めることも重要であるが、元となるデータが標準化されていなければ、有
益な形で活用することができない。また、医療情報の利活用を進めていくためには、そ
の基盤となるネットワーク環境を整備・構築していくことも不可欠である。
電子カルテ情報の標準化、医療情報のネットワーク基盤の在り方等については、現
在、関係審議会・検討会で議論が進められているが、引き続き、それらの場において議
論を深めるとともに、取組のスピードを加速化していくことを求めたい。
✓ また、本検討会でもたびたび意見が出されたが、本検討会の議論と内閣府で実施し
ている次世代医療基盤法の見直しに向けたワーキンググループにおける議論は密接に
関連している。
本検討会での議論を次世代医療基盤法の見直しに向けたワーキンググループ等にも
報告するとともに、法制化に向けた措置を含め、今後の対応に関しては、関係省庁で十
分に連携した上で取り組むべきである。
✓ なお、本検討会では、限られた時間で一定の方向性を整理するため、主に医療分野の
研究開発に資する二次利用における同意や審査の在り方等を中心に議論を行ってきた。
検討会においては多岐にわたる意見が出されたが、その中には、上記のようなデータ
の標準化やネットワーク基盤の整備に加え、データの利活用をより一層推進するため
に、EU の動向も注視しつつ、いわゆるオプトアウトを基本とすることも考えられるの
ではないか、また、医療分野の研究開発に限らず、より幅広くヘルスケア分野における
二次利用や、二次利用だけでなく一次利用における同意の在り方についても議論を深
めてはどうか、といった意見もあった。
仮名化された医療情報の利活用に関する論点は多岐にわたることから、利活用の仕
組みを一旦整備した後であっても、議論を閉ざすことなく、場合によっては更に検討
を深めていくことも必要である点も指摘しておきたい。

6.おわりに
✓ 新型コロナウイルス感染症の発生と感染拡大は、日本の医療提供体制、保健所体制、

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