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参考資料10 こどもの居場所づくりに関する指針(答申)[836KB] (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36795.html
出典情報 厚生科学審議会 社会保障審議会(第139回 12/11)こども家庭審議会障害児支援部会(第4回 12/11)(合同開催)《厚生労働省》
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こどもの居場所づくりに関する指針(答申)の概要②

こどもの居場所づくりを進めるに当たっての基本的な視点
各視点に共通する事項
① こどもの声を聴き、こどもの視点に立ち、こどもとともにつくる居場所
ー こども・若者の声を聴き、「居たい」「行きたい」「やってみたい」というこども・若者の視点に立ち、こども・若者とともに居場所づくりを進めることが重要

② こどもの権利の擁護
ー こども基本法等を踏まえ、こどもの権利について理解し守っていくとともに、こども自身がその権利について学ぶ機会を設けることも重要

③ 官民の連携・協働

ー 居場所の性格や機能に応じて、官民が連携・協働して取り組むことが必要

こどもの居場所づくりにおける
4つの基本的な視点

ふやす

つなぐ

ふやす

~多様なこどもの居場所がつくられる~

・地域の既に居場所になっている資源やこども・若者が居場所を持てているか等実態を把握する。
・学校や児童館、公民館など既存の地域資源を柔軟に活用して居場所づくりを進める。
・新たに居場所づくりを始めたい人を、多面的にサポートする。
・持続可能な居場所づくりが進められるよう、ソフトとハードの両面で支える。
・災害時においてこども・若者が居場所を持てるよう配慮する。

つなぐ

~こどもが居場所につながる~

・居場所に関する情報をまとめ、可視化し、こども・若者自身が見つけられ、選びやすくする。
・こども・若者の興味に即した居場所づくりにするなど、こども・若者が利用しやすい工夫を施す。
・自分で居場所を見つけにくいこども・若者も、幅広い手段を講じ、居場所につながるようにする。

ふりか
える

みがく
みがく

これらの視点に順序や優先順位はなく、
相互に関連し、また循環的に作用する
ものである。

~こどもにとって、より良い居場所となる~

・こども・若者の心身の安全が確保され、安心して過ごせる居場所づくりを進める。
・こども・若者が居場所づくりに参画し、こども・若者とともに居場所づくりを進める。
・どのように過ごし、誰と過ごすかを意識した居場所づくりを進める。
・居場所同士や関係機関が対話し、連携・協働した地域全体の居場所づくりを進める。
・環境の変化によるこども・若者のニーズに対応した居場所づくりを進める。

ふりかえる

~こどもの居場所づくりを検証する~

・居場所づくりの検証の必要性は高いが、効果的な指標は定まっておらず、今後の重要な検討課題で
ある。こどもの居場所の多様性と創造性を担保しつつ、理念を踏まえた指標の検討が必要である。22