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○外来(その4)について 総ー5 (44 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00232.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第573回 12/15)《厚生労働省》
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小児の発達障害に対するオンライン診療の有効性
○ 小児の発達障害に対するオンライン診療の有効性が以下のとおり示されている。

○ 注意欠陥多動性障害(ADHD)に対するオンライン診療の有効性を検討した12の研究を対象としたメタ解
析において、不注意/認知機能、多動性/衝動性に対するオンライン診療の有意な効果が示された。
Bemanalizadeh M, et al. J Telemed Telecare. 2021 Oct 11:1357633X211045186.

○ 専門医療機関へのアクセスが限られている地域で ADHD を治療するための遠隔医療サービスモデルの
有効性を検証した223人の小児を対象としたRCTにおいて、遠隔医療サービスが提供されたADHD患者は、
それ以外と比較し、不注意や多動性といった症状が有意に改善した。
Myers K, et al. J Am Acad Child Adolesc Psychiatry. 2015 Apr;54(4):263-74.

○ アスペルガー症候群の症状として重度の社会的障害と孤立を抱えた患者に対し、オンライン診療を実施
したところ、初期評価と治療関係の構築が可能になった。その後、患者は直接クリニックに通うことができる
ようになり、教育とキャリアを再開することができたとの報告がある。
Clarke CS. Ir J Psychol Med. 2018 Dec;35(4):325-328.

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