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参考資料2 ゾコーバ錠 添付文書[1.9MB] (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37454.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和5年度第14回 1/23)《厚生労働省》 |
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ゾコーバ錠(4)
薬剤名等
ボセンタン水和物
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
本剤の血中濃度が減少
し、作用が減弱するお
それがある。また、ボ
センタン水和物の血中
濃度が上昇し、副作用
が発現しやすくなるお
それがある。
ボセンタン水和物の
CYP3A 誘導作用によ
り、本剤の代謝が促進
されるおそれがある。
また、本剤の CYP3A
に対する阻害作用によ
り、ボセンタン水和物
の代謝が阻害される。
中程度の CYP3
A誘導剤 本剤の血中濃度が減少 こ れ ら の 薬 剤 の
エファビレンツ、エト し、作用が減弱するお CYP3A 誘導作用によ
り、本剤の代謝が促進
ラビリン、フェノバル それがある。
ビタール、プリミドン
されるおそれがある。
等
メトトレキサート
メトトレキサートの血
中濃度を上昇させ、中
毒症状(口内炎、汎血
球減少)が発現するお
それがある。
i
n vi
t
ro 試験より本
剤は OAT3阻害作用
を有することが示唆さ
れており、メトトレキ
サートの尿中排出を遅
延させるおそれがあ
る。
表1
6
1 反復投与時の薬物動態パラメータ
投与日
例数
Cma
x※1
(
μg/
mL)
Tma
x※2
(
hr
)
※1
AUC0τ
(
μg・hr
/
mL)
T1/2※1
(
hr
)
1日目
8
2
2
.
3
(
1
4
.
8
)
2
.
5
0
(
1
.
5
0
,8
.
0
0
)
3
7
2
.
9
(
1
2
.
0
)
-
常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこ
5日目
7
2
8
.
1
(
1
5
.
6
)
2
.
0
0
(
1
.
0
0
,8
.
0
0
)
5
1
8
.
3
(
1
3
.
0
)
5
1
.
4
(
1
9
.
0
)
と。
※1
:幾何平均値(%変動係数)
※2
:中央値(最小値、最大値)
1
1
.副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異
11.1重大な副作用
11.1.1アナフィラキシー(頻度不明)
1
6
.
2吸収
11.2その他の副作用
1
6
.
2
.
1食事の影響
種類\頻度
5
%以上
1
〜5
%未満
過敏症
1
%未満
発疹
健康成人 14例に本剤(エンシトレルビルとして 375mg)を空腹
頻度不明
時又は高脂肪・高カロリー食摂取後に単回経口投与注したときの
そう痒
を表 1
6
2に示す。
薬物動態パラメータ 3)
悪心、嘔吐、下
痢、腹部不快感
消化器
精神神経系
表1
6
2 3
7
5
mg単回投与時注の薬物動態パラメータ
頭痛
代謝
脂質異常症
その他
HDLコレステ トリグリセリド 血清鉄上昇
ロ ー ル 低 下 上昇、ビリルビ
ン上昇、血中コ
(1
6
.
6
%)
レステロール低
下
食事
条件
例数
Cma
x※1
(
μg/
mL)
Tma
x※2
(
hr
)
※1
AUC0i
nf
(
μg・hr
/
mL)
空腹時
1
3
2
1
.
4
(
2
3
.
5
)
2
.
5
0
(
1
.
5
0
,4
.
0
0
)
1
2
3
6
(
2
3
.
2
)
食後※3
1
4
2
0
.
0
(
1
6
.
4
)
6
.
0
0
(
1
.
5
0
,1
6
.
0
0
)
1
5
3
8
(
1
5
.
8
)
※1
:幾何平均値(%変動係数)
※2
:中央値(最小値、最大値)
※3
:高脂肪・高カロリー食
1
4
.適用上の注意
14.1薬剤交付時の注意
1
6
.
3分布
PTP包装の薬剤は PTPシートから取り出して服用するよう指導
エンシトレルビルのヒト血清蛋白結合率は、97.
7〜98.
7%であっ
すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ
(i
nvi
t
r
o)。
た 4)
刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発
1
6
.
4代謝
することがある。
健康成人にエンシトレルビル
フマル酸(懸濁剤)を単回経口投
1
5
.その他の注意
与注したとき、血漿中では主に未変化のエンシトレルビルが検出
15.2非臨床試験に基づく情報
され、代謝物としてエンシトレルビルのクロル付加体が検出され
カニクイザルに本薬を 2又は 4週間反復経口投与した毒性試験に
た。尿中では主に未変化のエンシトレルビルが検出され、代謝物
おいて、臨床曝露量の 8倍相当以上で、肝臓門脈、胆嚢、肺/気
としてエンシトレルビルのトリアゾール脱メチル体が検出され
管支等に単核細胞主体の炎症性細胞浸潤が認められている 1)。
た 5)
。
また、i
nvi
t
r
o 代謝試験の結果、尿中の代謝物であるエンシトレ
1
6
.薬物動態
ルビルのトリアゾール脱メチル体は、CYP3Aを含む複数の CYP
16.1血中濃度
。
分子種により生成されると推定された 6)
健康成人女性 8例に本剤を 5日間空腹時反復経口投与した(エン
1
6
.
5排泄
シ ト レ ル ビ ル と し て 1日 目 は 375mg、 2日 目 か ら 5日 目 は
健康成人男性 20例にエンシトレルビル
125mg)ときの血漿中濃度推移を図 161に、薬物動態パラメー
フマル酸(懸濁剤)を
エンシトレルビルとして 250〜1000mgで空腹時単回経口投与 注
を表 16
1に示す。
タ 2)
したときの、投与後 144時間までの尿中排泄率は 16.
0〜21.
8%で
。
あった 5)
1
6
.
7薬物相互作用
1
6
.
7
.
1I
nvitro 試験
エンシトレルビルは CYP3Aを時間依存的に阻害し、CYP2B6及
び CYP3
Aを誘導する。
また、エンシトレルビルは P糖蛋白質(Pgp)及び乳がん耐性
(4
)
薬剤名等
ボセンタン水和物
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
本剤の血中濃度が減少
し、作用が減弱するお
それがある。また、ボ
センタン水和物の血中
濃度が上昇し、副作用
が発現しやすくなるお
それがある。
ボセンタン水和物の
CYP3A 誘導作用によ
り、本剤の代謝が促進
されるおそれがある。
また、本剤の CYP3A
に対する阻害作用によ
り、ボセンタン水和物
の代謝が阻害される。
中程度の CYP3
A誘導剤 本剤の血中濃度が減少 こ れ ら の 薬 剤 の
エファビレンツ、エト し、作用が減弱するお CYP3A 誘導作用によ
り、本剤の代謝が促進
ラビリン、フェノバル それがある。
ビタール、プリミドン
されるおそれがある。
等
メトトレキサート
メトトレキサートの血
中濃度を上昇させ、中
毒症状(口内炎、汎血
球減少)が発現するお
それがある。
i
n vi
t
ro 試験より本
剤は OAT3阻害作用
を有することが示唆さ
れており、メトトレキ
サートの尿中排出を遅
延させるおそれがあ
る。
表1
6
1 反復投与時の薬物動態パラメータ
投与日
例数
Cma
x※1
(
μg/
mL)
Tma
x※2
(
hr
)
※1
AUC0τ
(
μg・hr
/
mL)
T1/2※1
(
hr
)
1日目
8
2
2
.
3
(
1
4
.
8
)
2
.
5
0
(
1
.
5
0
,8
.
0
0
)
3
7
2
.
9
(
1
2
.
0
)
-
常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこ
5日目
7
2
8
.
1
(
1
5
.
6
)
2
.
0
0
(
1
.
0
0
,8
.
0
0
)
5
1
8
.
3
(
1
3
.
0
)
5
1
.
4
(
1
9
.
0
)
と。
※1
:幾何平均値(%変動係数)
※2
:中央値(最小値、最大値)
1
1
.副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異
11.1重大な副作用
11.1.1アナフィラキシー(頻度不明)
1
6
.
2吸収
11.2その他の副作用
1
6
.
2
.
1食事の影響
種類\頻度
5
%以上
1
〜5
%未満
過敏症
1
%未満
発疹
健康成人 14例に本剤(エンシトレルビルとして 375mg)を空腹
頻度不明
時又は高脂肪・高カロリー食摂取後に単回経口投与注したときの
そう痒
を表 1
6
2に示す。
薬物動態パラメータ 3)
悪心、嘔吐、下
痢、腹部不快感
消化器
精神神経系
表1
6
2 3
7
5
mg単回投与時注の薬物動態パラメータ
頭痛
代謝
脂質異常症
その他
HDLコレステ トリグリセリド 血清鉄上昇
ロ ー ル 低 下 上昇、ビリルビ
ン上昇、血中コ
(1
6
.
6
%)
レステロール低
下
食事
条件
例数
Cma
x※1
(
μg/
mL)
Tma
x※2
(
hr
)
※1
AUC0i
nf
(
μg・hr
/
mL)
空腹時
1
3
2
1
.
4
(
2
3
.
5
)
2
.
5
0
(
1
.
5
0
,4
.
0
0
)
1
2
3
6
(
2
3
.
2
)
食後※3
1
4
2
0
.
0
(
1
6
.
4
)
6
.
0
0
(
1
.
5
0
,1
6
.
0
0
)
1
5
3
8
(
1
5
.
8
)
※1
:幾何平均値(%変動係数)
※2
:中央値(最小値、最大値)
※3
:高脂肪・高カロリー食
1
4
.適用上の注意
14.1薬剤交付時の注意
1
6
.
3分布
PTP包装の薬剤は PTPシートから取り出して服用するよう指導
エンシトレルビルのヒト血清蛋白結合率は、97.
7〜98.
7%であっ
すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ
(i
nvi
t
r
o)。
た 4)
刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発
1
6
.
4代謝
することがある。
健康成人にエンシトレルビル
フマル酸(懸濁剤)を単回経口投
1
5
.その他の注意
与注したとき、血漿中では主に未変化のエンシトレルビルが検出
15.2非臨床試験に基づく情報
され、代謝物としてエンシトレルビルのクロル付加体が検出され
カニクイザルに本薬を 2又は 4週間反復経口投与した毒性試験に
た。尿中では主に未変化のエンシトレルビルが検出され、代謝物
おいて、臨床曝露量の 8倍相当以上で、肝臓門脈、胆嚢、肺/気
としてエンシトレルビルのトリアゾール脱メチル体が検出され
管支等に単核細胞主体の炎症性細胞浸潤が認められている 1)。
た 5)
。
また、i
nvi
t
r
o 代謝試験の結果、尿中の代謝物であるエンシトレ
1
6
.薬物動態
ルビルのトリアゾール脱メチル体は、CYP3Aを含む複数の CYP
16.1血中濃度
。
分子種により生成されると推定された 6)
健康成人女性 8例に本剤を 5日間空腹時反復経口投与した(エン
1
6
.
5排泄
シ ト レ ル ビ ル と し て 1日 目 は 375mg、 2日 目 か ら 5日 目 は
健康成人男性 20例にエンシトレルビル
125mg)ときの血漿中濃度推移を図 161に、薬物動態パラメー
フマル酸(懸濁剤)を
エンシトレルビルとして 250〜1000mgで空腹時単回経口投与 注
を表 16
1に示す。
タ 2)
したときの、投与後 144時間までの尿中排泄率は 16.
0〜21.
8%で
。
あった 5)
1
6
.
7薬物相互作用
1
6
.
7
.
1I
nvitro 試験
エンシトレルビルは CYP3Aを時間依存的に阻害し、CYP2B6及
び CYP3
Aを誘導する。
また、エンシトレルビルは P糖蛋白質(Pgp)及び乳がん耐性
(4
)