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参考資料2 ゾコーバ錠 添付文書[1.9MB] (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37454.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和5年度第14回 1/23)《厚生労働省》 |
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ゾコーバ錠(5
)
蛋白質(BCRP)の基質であり、Pgp、BCRP、有機アニオント
軽度、2:中等度、3:重度)で評価し、快復の定義は 5症
ランスポーターポリペプチド(OATP)1B1、OATP1B3、有機
状のすべてが以下の状態を少なくとも 24時間持続した場合
とされた。
アニオントランスポーター(OAT)3及び有機カチオントランス
ポーター(OCT)1を阻害する 7)
。
[8
.
、1
0
.
参照]
・SARSCoV2による感染症の発症前から存在した既存症状
で、ベースライン(投与前検査)時点で悪化していると被
16
.7
.2臨床試験
健康成人を対象に薬物相互作用を評価した。併用薬の薬物動態に
験者が判断した症状については、ベースライン時の重症度
、10.
、
及ぼすエンシトレルビルの影響を表 163に示す 8)。[8.
が重度のものは中等度以下、中等度のものは軽度以下、軽
10.
2参照]
度のものは軽度以下へ重症度が改善又は維持した状態とな
ること。
表 163 併用薬の薬物動態に及ぼすエンシトレルビルの影響
用法・用量
併用薬
本薬
1日目
3
7
5
mg、
ミダゾラム
2
〜5日目
(
CYP3A基質)
1
2
5
mg
(
本剤)
併用薬
評価日
併用薬の単独投与時に
対する比※1
Cma
x
で、ベースライン(投与前検査)時点で悪化していないと
被験者が判断した症状については、ベースライン時の重症
AUC0i
nf
度が重度のものは重度以下、中等度のものは中等度以下、
2
mg
単回
本薬投与
5日目
1
4
2
.
8
0
(
2
.
3
8
,3
.
3
0
)
軽度のものは軽度以下へ重症度が維持又は改善した状態と
6
.
7
7
(
6
.
1
6
,
7
.
4
4
)
なること。
CoV2による感染症の発症前には
・上記以外の症状[SARS-
本薬投与
5日目
デキサメタゾン
(
合成副腎皮
質ホルモン
製剤)
例
数
・SARSCoV2による感染症の発症前から存在した既存症状
存在しておらず、ベースライン(投与前検査)時点以降に
3
.
4
7
1
.
4
7
(
3
.
2
3
,3
.
7
2
)
1
4
(
1
.
3
0
,1
.
6
7
)
※3
、※4
発現した症状]については、なしの状態となること。
2
.
3
8
本薬最終
1
.
2
4
1
mg
(
2
.
2
3
,2
.
5
4
)
4
投与から 1
単回
(
1
.
0
9
,1
.
4
0
)
※4
5日目
1日目
7
5
0
mg、
2
〜5日目
2
5
0
mg
※2、注
(
錠剤)
プレドニゾロン
(
合成副腎皮
質ホルモン
製剤)
無作為化された 1215例(日本人 662例)のうち、ベースライン
の鼻咽頭ぬぐい検体を用いた定性 RTPCRにより陽性と判断さ
れ、さらに COVI
D19の症状発現から無作為化割付までの時間が
1
.
5
8
本薬最終
1
.
1
7
(
1
.
4
7
,1
.
7
0
)
4
投与から 1
(
1
.
0
4
,1
.
3
3
)
※3
、※4
1
0日目
本薬投与
5日目
1
4
72時間未満であった 690例における、主要評価項目の結果は表
1
7
1及び図 1
7
1のとおりであった 9)。
1
.
1
1
1
.
2
5
(
1
.
0
0
,1
.
2
4
) (
1
.
2
2
,1
.
2
8
)
表 17
1 主要評価項目の結果
本剤群
プラセボ群
例数 a)
3
3
6
3
2
1
快復数
2
5
4
2
3
3
SARSCo
V2による感染症の
5症状が快復するまでの時間(hr
)
の中央値
1
6
7
.
9
1
9
2
.
2
本薬最終
1
.
1
0
1
.
1
2
4
1
0
mg 投 与 か ら 1
(
0
.
9
9
,1
.
2
2
) (
1
.
1
0
,1
.
1
5
)
5日目
単回
本薬最終
0
.
9
9
1
.
0
4
4
投与から 1
(
0
.
8
9
,1
.
1
0
) (
1
.
0
1
,1
.
0
7
)
1
0日目
1
.
3
1
2
.
1
7
(
1
.
1
3
,1
.
5
2
)
(
1
.
7
2
,2
.
7
3
)
※3
、※4
ジゴキシン
(
Pgp基質)
0
.
2
5
mg 本薬投与
単回
1日目
1
4
ロスバスタチン
5
0
0
mg
(
BCRP、
単回
OATP1B1及び
注
OATP1B3基質) (
本剤)
2
.
5
mg 本薬投与
単回
1日目
1
4
1
.
9
7
1
.
6
5
(
1
.
7
3
,2
.
2
5
) (
1
.
4
7
,1
.
8
4
)
メトホルミン
(
OCT1、OCT2、
MATE1及び
MATE2基質)
5
0
0
mg
(
塩酸塩 本薬投与
として) 1日目
単回
1
4
1
.
0
3
1
.
0
2
(
0
.
9
1
,1
.
1
6
) (
0
.
9
4
,1
.
1
1
)
p値 b)
0
.
0
4
0
7
ハザード比[9
5
%信頼区間]c)
1
.
1
4
[
0
.
9
5
,
1
.
3
6
]
a)5症状のベースラインのスコアがすべて 0又は一部欠測した被験者は解
析から除外された。
b)有意水準両側 5%、SARSCoV2による感染症に対するワクチン接種の
有無を層とする Pe
t
o
Pr
e
nt
i
c
eの層別一般化 Wi
l
c
o
xo
n検定。
c
)SARSCoV2による感染症に対するワクチン接種の有無を層とした層別
Co
xハザードモデル。
※1
:幾何最小二乗平均の比(9
0
%信頼区間)
※2
:2
5
0
mg錠
※3
:併用時 1
1例
※4
:非併用時 1
3例
注)本薬の承認された剤形は 125mg錠であり、用法・用量は「通
常、12歳以上の小児及び成人にはエンシトレルビルとして 1
日目は 375mgを、2日目から 5日目は 125mgを 1日 1回経口
投与する」である。
1
7
.臨床成績
17.1有効性及び安全性に関する試験
17.
1.
1国際共同第Ⅱ/
Ⅲ相試験[T
1
2
2
1試験]第Ⅲ相パート
12歳以上 70歳未満(18歳未満は体重 40kg以上に限る)の
SARSCoV2による感染症患者を対象に、1日目は本剤 375mg
なお、本試験の主な選択・除外基準は表 172のとおりであった。
を、2日目から 5日目は本剤 125mgを 1日 1回経口投与したと
[7
.
参照]
きの、本剤の有効性及び安全性を検討することを目的としてプラ
セボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験を実施した。主要評
価項目は SARSCoV2による感染症の 5症状が快復するまでの時
間(※1)とした。
(※1)SARSCoV2による感染症の 5症状〔①倦怠感又は疲労
感、②熱っぽさ又は発熱、③鼻水又は鼻づまり、④喉の痛
み、⑤咳〕の各症状を被験者本人が 4段階(0:なし、1:
(5
)
)
蛋白質(BCRP)の基質であり、Pgp、BCRP、有機アニオント
軽度、2:中等度、3:重度)で評価し、快復の定義は 5症
ランスポーターポリペプチド(OATP)1B1、OATP1B3、有機
状のすべてが以下の状態を少なくとも 24時間持続した場合
とされた。
アニオントランスポーター(OAT)3及び有機カチオントランス
ポーター(OCT)1を阻害する 7)
。
[8
.
、1
0
.
参照]
・SARSCoV2による感染症の発症前から存在した既存症状
で、ベースライン(投与前検査)時点で悪化していると被
16
.7
.2臨床試験
健康成人を対象に薬物相互作用を評価した。併用薬の薬物動態に
験者が判断した症状については、ベースライン時の重症度
、10.
、
及ぼすエンシトレルビルの影響を表 163に示す 8)。[8.
が重度のものは中等度以下、中等度のものは軽度以下、軽
10.
2参照]
度のものは軽度以下へ重症度が改善又は維持した状態とな
ること。
表 163 併用薬の薬物動態に及ぼすエンシトレルビルの影響
用法・用量
併用薬
本薬
1日目
3
7
5
mg、
ミダゾラム
2
〜5日目
(
CYP3A基質)
1
2
5
mg
(
本剤)
併用薬
評価日
併用薬の単独投与時に
対する比※1
Cma
x
で、ベースライン(投与前検査)時点で悪化していないと
被験者が判断した症状については、ベースライン時の重症
AUC0i
nf
度が重度のものは重度以下、中等度のものは中等度以下、
2
mg
単回
本薬投与
5日目
1
4
2
.
8
0
(
2
.
3
8
,3
.
3
0
)
軽度のものは軽度以下へ重症度が維持又は改善した状態と
6
.
7
7
(
6
.
1
6
,
7
.
4
4
)
なること。
CoV2による感染症の発症前には
・上記以外の症状[SARS-
本薬投与
5日目
デキサメタゾン
(
合成副腎皮
質ホルモン
製剤)
例
数
・SARSCoV2による感染症の発症前から存在した既存症状
存在しておらず、ベースライン(投与前検査)時点以降に
3
.
4
7
1
.
4
7
(
3
.
2
3
,3
.
7
2
)
1
4
(
1
.
3
0
,1
.
6
7
)
※3
、※4
発現した症状]については、なしの状態となること。
2
.
3
8
本薬最終
1
.
2
4
1
mg
(
2
.
2
3
,2
.
5
4
)
4
投与から 1
単回
(
1
.
0
9
,1
.
4
0
)
※4
5日目
1日目
7
5
0
mg、
2
〜5日目
2
5
0
mg
※2、注
(
錠剤)
プレドニゾロン
(
合成副腎皮
質ホルモン
製剤)
無作為化された 1215例(日本人 662例)のうち、ベースライン
の鼻咽頭ぬぐい検体を用いた定性 RTPCRにより陽性と判断さ
れ、さらに COVI
D19の症状発現から無作為化割付までの時間が
1
.
5
8
本薬最終
1
.
1
7
(
1
.
4
7
,1
.
7
0
)
4
投与から 1
(
1
.
0
4
,1
.
3
3
)
※3
、※4
1
0日目
本薬投与
5日目
1
4
72時間未満であった 690例における、主要評価項目の結果は表
1
7
1及び図 1
7
1のとおりであった 9)。
1
.
1
1
1
.
2
5
(
1
.
0
0
,1
.
2
4
) (
1
.
2
2
,1
.
2
8
)
表 17
1 主要評価項目の結果
本剤群
プラセボ群
例数 a)
3
3
6
3
2
1
快復数
2
5
4
2
3
3
SARSCo
V2による感染症の
5症状が快復するまでの時間(hr
)
の中央値
1
6
7
.
9
1
9
2
.
2
本薬最終
1
.
1
0
1
.
1
2
4
1
0
mg 投 与 か ら 1
(
0
.
9
9
,1
.
2
2
) (
1
.
1
0
,1
.
1
5
)
5日目
単回
本薬最終
0
.
9
9
1
.
0
4
4
投与から 1
(
0
.
8
9
,1
.
1
0
) (
1
.
0
1
,1
.
0
7
)
1
0日目
1
.
3
1
2
.
1
7
(
1
.
1
3
,1
.
5
2
)
(
1
.
7
2
,2
.
7
3
)
※3
、※4
ジゴキシン
(
Pgp基質)
0
.
2
5
mg 本薬投与
単回
1日目
1
4
ロスバスタチン
5
0
0
mg
(
BCRP、
単回
OATP1B1及び
注
OATP1B3基質) (
本剤)
2
.
5
mg 本薬投与
単回
1日目
1
4
1
.
9
7
1
.
6
5
(
1
.
7
3
,2
.
2
5
) (
1
.
4
7
,1
.
8
4
)
メトホルミン
(
OCT1、OCT2、
MATE1及び
MATE2基質)
5
0
0
mg
(
塩酸塩 本薬投与
として) 1日目
単回
1
4
1
.
0
3
1
.
0
2
(
0
.
9
1
,1
.
1
6
) (
0
.
9
4
,1
.
1
1
)
p値 b)
0
.
0
4
0
7
ハザード比[9
5
%信頼区間]c)
1
.
1
4
[
0
.
9
5
,
1
.
3
6
]
a)5症状のベースラインのスコアがすべて 0又は一部欠測した被験者は解
析から除外された。
b)有意水準両側 5%、SARSCoV2による感染症に対するワクチン接種の
有無を層とする Pe
t
o
Pr
e
nt
i
c
eの層別一般化 Wi
l
c
o
xo
n検定。
c
)SARSCoV2による感染症に対するワクチン接種の有無を層とした層別
Co
xハザードモデル。
※1
:幾何最小二乗平均の比(9
0
%信頼区間)
※2
:2
5
0
mg錠
※3
:併用時 1
1例
※4
:非併用時 1
3例
注)本薬の承認された剤形は 125mg錠であり、用法・用量は「通
常、12歳以上の小児及び成人にはエンシトレルビルとして 1
日目は 375mgを、2日目から 5日目は 125mgを 1日 1回経口
投与する」である。
1
7
.臨床成績
17.1有効性及び安全性に関する試験
17.
1.
1国際共同第Ⅱ/
Ⅲ相試験[T
1
2
2
1試験]第Ⅲ相パート
12歳以上 70歳未満(18歳未満は体重 40kg以上に限る)の
SARSCoV2による感染症患者を対象に、1日目は本剤 375mg
なお、本試験の主な選択・除外基準は表 172のとおりであった。
を、2日目から 5日目は本剤 125mgを 1日 1回経口投与したと
[7
.
参照]
きの、本剤の有効性及び安全性を検討することを目的としてプラ
セボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験を実施した。主要評
価項目は SARSCoV2による感染症の 5症状が快復するまでの時
間(※1)とした。
(※1)SARSCoV2による感染症の 5症状〔①倦怠感又は疲労
感、②熱っぽさ又は発熱、③鼻水又は鼻づまり、④喉の痛
み、⑤咳〕の各症状を被験者本人が 4段階(0:なし、1:
(5
)