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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021223.html |
出典情報 | 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第83回 3/17)《東京都》 |
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モニタリング項目
グラフ
3 月 17 日 第 83 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)新規陽性者数の 7 日間平均は、3 月 16 日時点で 8,093 人/日と、緩やかな減少傾向にあるものの、未だ第 5
波のピーク時(8 月 19 日約 4,849 人/日)の約 1.7 倍の数値であり、医療提供体制への影響が大きい水準で推
移している。
イ)第 5 波ではピーク(8 月 19 日約 4,849 人/日)から約 3 週間で半減、約 4 週間後には 2 割以下まで減少し
たが、第 6 波ではピーク(2 月 8 日約 18,025 人/日)から約 4 週間経過しても未だ半分程度の水準であり、減
少スピードは緩やかである。今後の動向を注視する必要がある。
ウ)都では、東京都健康安全研究センターにおいて、民間検査機関と連携して、オミクロン株 BA.2 系統に対応
した PCR 検査を実施している。オミクロン株 BA.2 系統疑いと判定された件数(BA.2 系統疑い件数/検査実施
件数、%)は、3 月 17 日時点の速報値で、2 月 15 日から 2 月 21 日の間に 33 件(33/445、7.4%(%は判定
① 新規陽性者数
不能を除く))、2 月 22 日から 2 月 28 日の間に 36 件(36/304、11.8%(同))、3 月 1 日から 3 月 7 日の間に
46 件(46/253、18.2%(同))であった。今後の動向を注視する必要がある。(※東京都健康安全研究センタ
ーは検査結果判明日、民間検査機関は検体受付日で計上。追加の報告により、数値は更新される可能性があ
る。)
エ)増加比は、前回の約 88%から今回は約 86%と、5 週間連続して 100%を下回る水準で推移している。国の
アドバイザリーボードでは、4 月初旬までにオミクロン株 BA.1 系統からオミクロン株 BA.2 系統への置き換
わりが進むとされている。そのため増加比が 100%を超えることが予想され、警戒する必要がある。
オ)昨年、年度末前後で新規陽性者数が増加した。歓送迎会、卒業パーティー、お花見等、年度末前後のイベン
トによる人の移動、接触機会の増加等の影響を受ければ、感染が再拡大する恐れがある。
カ)感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、換気を励行し、3 密(密閉・密集・密接)の回避、人と人と
の距離の確保、不織布マスクを隙間なく正しく着用すること、手洗いなどの手指衛生、環境の清拭・消毒(テ
ーブルやドアノブ等の消毒によるウイルスの除去等)等、ワクチン接種後も、基本的な感染防止対策を徹底
することが重要である。
キ)ワクチン接種を検討している未接種の都民に、ワクチン接種は、重症化の予防効果と死亡率の低下が期待
されていることを周知し、今からでもワクチンを接種するよう働きかける必要がある。
ク)第 5 波では、入院患者に占める割合が高かった 40 代、50 代のワクチン接種率の上昇に伴い、新規陽性者
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グラフ
3 月 17 日 第 83 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)新規陽性者数の 7 日間平均は、3 月 16 日時点で 8,093 人/日と、緩やかな減少傾向にあるものの、未だ第 5
波のピーク時(8 月 19 日約 4,849 人/日)の約 1.7 倍の数値であり、医療提供体制への影響が大きい水準で推
移している。
イ)第 5 波ではピーク(8 月 19 日約 4,849 人/日)から約 3 週間で半減、約 4 週間後には 2 割以下まで減少し
たが、第 6 波ではピーク(2 月 8 日約 18,025 人/日)から約 4 週間経過しても未だ半分程度の水準であり、減
少スピードは緩やかである。今後の動向を注視する必要がある。
ウ)都では、東京都健康安全研究センターにおいて、民間検査機関と連携して、オミクロン株 BA.2 系統に対応
した PCR 検査を実施している。オミクロン株 BA.2 系統疑いと判定された件数(BA.2 系統疑い件数/検査実施
件数、%)は、3 月 17 日時点の速報値で、2 月 15 日から 2 月 21 日の間に 33 件(33/445、7.4%(%は判定
① 新規陽性者数
不能を除く))、2 月 22 日から 2 月 28 日の間に 36 件(36/304、11.8%(同))、3 月 1 日から 3 月 7 日の間に
46 件(46/253、18.2%(同))であった。今後の動向を注視する必要がある。(※東京都健康安全研究センタ
ーは検査結果判明日、民間検査機関は検体受付日で計上。追加の報告により、数値は更新される可能性があ
る。)
エ)増加比は、前回の約 88%から今回は約 86%と、5 週間連続して 100%を下回る水準で推移している。国の
アドバイザリーボードでは、4 月初旬までにオミクロン株 BA.1 系統からオミクロン株 BA.2 系統への置き換
わりが進むとされている。そのため増加比が 100%を超えることが予想され、警戒する必要がある。
オ)昨年、年度末前後で新規陽性者数が増加した。歓送迎会、卒業パーティー、お花見等、年度末前後のイベン
トによる人の移動、接触機会の増加等の影響を受ければ、感染が再拡大する恐れがある。
カ)感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、換気を励行し、3 密(密閉・密集・密接)の回避、人と人と
の距離の確保、不織布マスクを隙間なく正しく着用すること、手洗いなどの手指衛生、環境の清拭・消毒(テ
ーブルやドアノブ等の消毒によるウイルスの除去等)等、ワクチン接種後も、基本的な感染防止対策を徹底
することが重要である。
キ)ワクチン接種を検討している未接種の都民に、ワクチン接種は、重症化の予防効果と死亡率の低下が期待
されていることを周知し、今からでもワクチンを接種するよう働きかける必要がある。
ク)第 5 波では、入院患者に占める割合が高かった 40 代、50 代のワクチン接種率の上昇に伴い、新規陽性者
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