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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (8 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021223.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第83回 3/17)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

3 月 17 日 第 83 回モニタリング会議のコメント
状がある場合は、かかりつけ医、発熱相談センター又は診療・検査医療機関に電話相談し、特に、症状が重い
場合や、急変時には速やかに医療機関を受診する必要がある。


⑤ 救急医療の東京
ルールの適用件数

⑥-1

⑥ 入院患者数

東京ルールの適用件数の 7 日間平均は、前回の 202.4 件/日から 3 月 16 日時点で 154.1 件/日と減少したもの
の、未だ高い水準である。特に、
「整形外科」
「脳神経外科」
「要介護」などのキーワードによる東京ルールの適用
件数が多く、軽症も含まれている。
【コメント】
ア)東京ルールの適用件数は、減少傾向にあるものの、過去の水準と比較すると未だ高い値で推移している。
イ)救急車が患者を搬送するための現場到着から病院到着までの活動時間は、過去に比べて大幅に延伸したまま
推移している。

(1) 入院患者数は、前回の 3,374 人から、3 月 16 日時点で 2,817 人に減少した。
(2) 今週、新たに入院した患者は 1,575 人であった。
(3) 陽性者以外にも、陽性者と同様の感染防御対策と個室での管理が必要な疑い患者について、都内全域で約 187
人/日を受け入れている。
【コメント】
ア)新型コロナウイルス感染症のために確保した病床の使用率は、3 月 9 日時点の 44.9%(3,244 人/7,229 床)
から、3 月 16 日時点で 37.5%(2,709 人/7,229 床)となった。入院患者数及び重症患者数に占める高齢者の割
合が、高い値で推移しており、高齢者への対応等で医療従事者への負担が長期化している。
イ)都は病床確保レベル 3(7,229 床)を各医療機関に要請しており、3 月 16 日時点での確保病床数は 6,946 床
である。都は、救命救急センターに対し、通常医療の患者受入体制を強化するよう依頼した。
ウ)現在の新規陽性者数の増加比約 86%が継続すると、1 週間後には 0.86 倍の約 6,960 人/日の新規陽性者が発
生すると推計される。今週の入院率 2.7%で試算すると、新たに約 1,315 人の入院患者が発生すると推計され、
その時点で入院中の患者数と合計すると、入院患者数は現在の高い水準が継続する可能性がある。
エ)都では、入院重点医療機関、高齢者施設等におけるスクリーニング検査の実施、往診等による中和抗体薬及
び抗ウイルス薬投与の体制を整備しており、国によるこれらの薬剤やワクチンの確保、確実な供給が求められ
る。
オ)現在、入院調整本部への調整依頼件数は、3 月 16 日時点で 111 件となった。透析、介護を必要とする者等、
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