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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (9 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021223.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第83回 3/17)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

3 月 17 日 第 83 回モニタリング会議のコメント
入院調整が難航する事例も引き続き発生している。また、多くの転院依頼を受けている。入院調整本部では、
重症用病床の一元管理を行うほか、転院支援班、入院調整(軽症)班、保健所支援班、往診支援班などを設置
した。

⑥-2

3 月 16 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 28%を占め、次いで 70 代が約 21%で
あった。
【コメント】
ア)60 代以上の割合が約 73%と、高齢者の入院患者数及びその割合が高い値で推移しており、医療機関は多く
の人手を要するようになっている。高齢者層の重症患者数も多く、その動向に警戒する必要がある。
イ)都は、小児医療体制の確保や、分娩取扱い医療機関の連携による診療体制の確保に向け、意見交換会の実施
や、MIST(東京都新型コロナウイルス感染者情報システム)の活用による情報の共有化を進めている。

⑥ 入院患者数

⑥-3

検査陽性者の全療養者数は、前回の 136,671 人から 3 月 16 日時点で 119,110 人となった。内訳は、入院患者

⑥-4

2,817 人(前回は 3,374 人)、宿泊療養者 3,104 人(同 3,169 人)、自宅療養者 59,628 人(同 71,862 人)、入院・
療養等調整中 53,561 人(同 58,266 人)であった。
【コメント】
ア)現在、都民の約 120 人に 1 人が検査陽性者として、入院、宿泊、自宅のいずれかで療養している。全療養者
に占める入院患者の割合は約 2%、宿泊療養者の割合も約 3%であった。自宅療養者と入院・療養等調整中の感
染者が約 95%と大多数を占めている。
イ)都は、33 か所(受入可能数 8,850 室)の宿泊療養施設を確保し、東京都医師会・東京都病院協会の協力を得
て運営している。
ウ)都は国と連携し、
「医療機能強化型」、施設への往診、救急対応等を行う「高齢者等医療支援型」及び家族と
の隔離目的の妊婦等を受け入れる「妊婦支援型」の臨時の医療施設等を開設している。
エ)受診・検査が必要な方を迅速な診療・検査体制につなげる必要があり、都は、都内約 4,200 か所全ての診療・
検査医療機関をホームページで公表している。
オ)かかりつけ医や診療・検査医療機関による HER-SYS 入力、健康観察が着実に実施されるようになってきて
いる。
-9-