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高度遠隔医療ネットワークの実用化研究プロジェクト 8K腹腔鏡手術システムによる映像を伝送し遠隔で手術指導を行う臨床試験を世界に先駆けて開始 (5 ページ)

公開元URL https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2024/0507_1/index.html
出典情報 8K腹腔鏡手術システムによる映像を伝送し遠隔で手術指導を行う臨床試験を世界に先駆けて開始(5/7)《国立がん研究センター、NHK財団》
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臨床試験の実施概要・目標
本プロジェクトでは、AMED の支援により実施した先行研究「8K スーパーハイビジョン技術を用
いた新しい遠隔手術支援型内視鏡(硬性鏡)手術システムの開発と高精細映像データの利活用
に関する研究開発」(2019 年度から 2021 年度実施)で開発した試作器の実用化・普及を目指し、
超高精細ながら大容量の 8K 映像を、ローカル 5G 等の無線も含むネットワークで低遅延・高画質
で送受信し、遠隔から手術指導を行うことで、遠隔地において少ない外科医でも質の高い手術の
実施が可能か臨床試験で検討を行います。
臨床試験では、開発した 8K 遠隔手術指導型内視鏡手術システムを用いた遠隔手術指導のも
とでの手術の安全性、有用性を検証します。また、外科医数 2 名での手術完遂度などを評価し、
腹腔鏡手術で通常外科医 3 名で行うところ、外科医を 1 名減らしても質の高い腹腔鏡下直腸切
除術が実施できるかどうかを確認します。これらの結果を踏まえて、近い将来の医療機器として
の承認に向けた具体的計画の策定に取り組んでいきます。
研究課題名:

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「手術支援ロボットを用いた
遠隔手術の実現に向けた実証研究」
https://www.amed.go.jp/koubo/12/01/1201C_00040.html

代表者:

一般社団法人日本外科学会 森 正樹

共同研究者:

国立がん研究センター中央病院、NHK 財団

<目標>
1.

8K 内視鏡システムにより得られた高精細な手術映像やアノテーション等のデータ等を、手
術を実施する医師と遠隔地にて指導する医師との間でスムーズに送受信し、得られた情報
から術中の重要点の提示等を可能とする遠隔手術支援システムの開発・改良を実施

2.

遠隔地に 8K 映像を伝送する回線として有線・無線の各種回線の利用可能性を検証し、医療
データの伝送に必要な高いセキュリティと 8K 映像の安定伝送を検証(3 例は有線回線のみ
を利用、2 例は手術施設、指導施設ともローカル 5G を利用予定)

3.

遠隔手術支援システムの医療上の有用性等について検証し、医療機器としての実用化・普
及に向けた具体的計画を策定

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