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06【参考資料1-2】HPVワクチンに関する調査3(自治体向け調査)調査結果.pdf (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40341.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第60回 5/22)《厚生労働省》
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調査3「HPVワクチンに係る情報提供の実施状況に関する調査」調査結果⑫

HPVワクチンの情報周知で担当者が感じている課題(自由記載から抜粋)

○接種間隔について

n=318(記入のあった自治体数)

• 国の示す接種間隔規定は、表記が分かりにくく、接種間隔間違いが非常に多い。(標準的な間隔に2回目から3回目の間隔が明
示されていない。)先に添付文書上の最短の間隔を記載し、その後に標準的な間隔を記載するか、標準的な間隔にも2回目か
ら3回目までにあけなければならない間隔を明示するなど、表記を改めてほしい。
• ワクチンの接種間隔について、医師や看護師も過誤(接種間隔の間違い)を起こすこともある。接種対象者や保護者にとって
もわかりにくいと考えられる。
○外国人への対応
• 海外の方の接種希望も非常に多いため、各種外国語版の資料も用意してほしい。
• 接種対象者の年代に海外の技能実習生などが多く、外国語での説明が難しい。外国語の説明用紙があるとよい。
• 海外からの留学生や技能実習生が多いため、母国での接種歴が不明であったりレコードがない方、日本語の理解ができない方
などへの対応に苦慮した。
• 就労研修等期間限定で来日している外国の転入者への周知について、転入手続きの際に案内は実施しているが、再び自国に戻
ると思われる分についても積極的に接種勧奨をすべきか。権利はあるので希望があれば実施できるようにしている。

○接種歴の把握について
• 転出入の関係で自治体が対象者の正確な接種情報を把握していないことから、次のような課題がある。
1.市が保有する履歴に基づいた未接種者に一斉通知をするため、他市町村ですでに接種が完了している者に対しても接種勧奨
をしてしまう
2.マイナポータルから確認できる接種履歴は5年程度。過去さかのぼって接種履歴を調査することが困難である。(転出入を
多くしている者の調査が非常に困難)
3.医療機関における接種履歴のチェックは、母子手帳が頼りであるが、キャッチアップ接種対象者の年代は母子手帳を手元に
持っていないケースがある。(正確な接種履歴を確認するすべがない状態で医療機関が接種を進めることになる)
• キャッチアップ対象者は、本人が過去の接種歴を確認できない、転入者に関しては、市でも過去の接種歴が不明であることか
ら接種の実施、周知に難しさを感じている。
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