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【資料2-3】プレパンデミックワクチンの開発体制について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40300.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第85回 5/27)《厚生労働省》
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プレパンデミックワクチンの備蓄の位置付け

新型インフルエンザ等対策政府行動計画(案) (令和6年度改定予定)
国は、パンデミックワクチンの開発及び・製造には発生後に一定の時間がかかるため、
新型インフルエンザについては、それまでの間の対応として、国は、医療従事者や国
民生活及び社会経済活動の安定に寄与する業務に従事する者等に対し、感染対策の
一つとして、プレパンデミックワクチンの接種を行えるよう、その原液の製造及び備蓄
(一部は製剤化)を進める。

予防接種に関するガイドライン(案)










JIHSは、定期的に行われるWHOのワクチン推奨株選定会議での議論を踏まえ、高病原性鳥インフルエンザに関するリスク
アセスメントを行うと共に、WHOが示すワクチン候補株リストに掲載されたもののうち、供与可能とされているものを取り寄せ
る。また、国内で野生株を得られた場合には、必要に応じてワクチン株の作成をする。
JIHSは、高病原性鳥インフルエンザに関するリスクアセスメントにて推奨されるワクチン候補株を示す。
厚生労働省は、推奨されるワクチン候補株のうち、製薬関係企業での製造可能性等を考慮し選択されたワクチン株につい
て専門家より承認を受ける。
厚生労働省は、JIHSからの科学的な知見を元に、ウイルスの遺伝子構造の変異等に伴い、新しい分離ウイルス株の入手状
況に応じてワクチン製造用候補株の見直しを逐次検討し、その結果に即して製造を行うとともに、プレパンデミックワクチン製
造に必要な新しい分離ウイルス株の弱毒化やこれに関連する品質管理等を国内で実施する体制の充実を図る。
厚生労働省は、新型インフルエンザの発生後、プレパンデミックワクチンが発生したウイルスに対して有効性が期待される
際に迅速な接種が行えるよう、備蓄ワクチンの一部をあらかじめ製剤化しておく。
厚生労働省が確保したプレパンデミックワクチンについて、JIHSは、動物の攻撃試験を行った後に、臨床試験を実施し、安
全性と有効性の検証を行い、新型インフルエンザ発生時に交差免疫性の確認ができるよう、血清の保存等の対応を行う。