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答申 (51 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011804.html
出典情報 令和4・5年度運動・健康スポーツ医学委員会答申の提出およびスポーツ庁への要望書提出について(6/26)《日本医師会》
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巻末資料2

プロローグ

スポーツ医療連携チーム

今回、医療とスポーツの連携で『健幸寿命』を伸ばすという提案書を企画いたしました。
ことの始まりは、スポーツ庁から日本医師会内の『運動・健康スポーツ医学委員会』あてに、令和5
年度スポーツによる地域活性化推進事業(運動・スポーツ習慣化促進事業「医療と連携した地域におけ
る運動・スポーツの習慣化の取組」
)への参加依頼があったことです。
日本医師会としては、この企画を推奨しており、この取組の実現に向けては、地区医師会と地方公共
団体や関連団体が連携し、一体となって協働していくことが必要です。
またこの事業はスポーツ庁から地方公共団体に通知されたものですが、地区医師会としても積極的な
働きかけをするようにと日本医師会より依頼されたものです。安房医師会で協議後、館山市役所有志に
相談いたしまして、今回この提案書を提出する次第です。

提案書

館山市は気候にも恵まれ、冬は霜が降りない地域であり、季節を問わずスポーツを楽しめる状態にあ
り、若潮マラソン、寒中水泳、トライアスロンのみならず多種多様なスポーツを普段から実践しています。
一方で、近年、高齢化の進展とともに医療費が増加し、これが館山市の財政を圧迫する原因の一つに
もなっていると認識しています。
こうした課題を解決するうえでも安房医師会と館山市が連携し、高齢者のみならず全ての世代の市民
に対し運動とスポーツの習慣化を啓発することにより、健幸寿命を延ばし、さらにそれを周辺自治体に
も波及させていくことが重要です。
ぜひ、市民のため、館山市の既存の施設を利用し、生活習慣病やフレイルの改善や予防を視野に、市
民が楽しく安全にスポーツに取り組む事よって、
『健幸寿命』が伸びることを期待します。
さらには SNS などを通じ館山市の取り組みを常時発信することにより、移住者が増加し、市の活性
化にもつながると信じております。
公益社団法人安房医師会
前会長・監事

小嶋良宏

*健幸とは
私どもは、人生100年時代を医療とスポーツの連携により、健康寿命を延ばし、より幸福に過ごすことができる
人生を「健幸」という言葉で表しました。

医療とスポーツの連携で

健幸寿命を延ばす
館山市役所有志
公益財団法人安房医師会有志

第1回

第2回

2023年6月19日
(月)

2023年8月16日
(水)

2023年9月25日

現状の確認

具体的な取り組みについて

目指す姿について議論

議論

スケジュールの確認

体制整備、現状の見える

関係する団体などの確認

化、運動習慣に必要なこ

ターゲットについて議論

と、取り組みの優先順位、
効果の測定など

www.jibungotoka.net/teamkenkou
01

目次

提案の全体像

健幸日本一
提案の全体像

03

基本理念

05

推進体制を整える

06

リソースを洗い出す

07

リソースをカタチにする

08

リソース活用事業を展開する

09

成果を測る、見える化する

10

健幸寿命の延伸
スポーツと医療の連携

リソース活用事業展開

リソース
(健康に資するスポーツ資源)

自発行動誘発
自ら気づく・人を誘う行動誘発

洗い出す

情報冊子、ホームページ、SNS な
どの活用。
既存イベントを活用し、人を誘い
やすい環境を創る。

整理する
情報シート化
データベース化

カタチにする

第4回

行動の習慣化

第5回

モチベーション対策

推進体制
2023年8月28日
(月)

2023年9月13日
(水)

2023年9月25日
(月)
スポーツ関係者

提案項目の議論

「提案書骨子」
について議論

社会的処方・運動処方の検討
医師や保健師などが、運動がもた
らす健康効果を明示して運動推奨に
つなげる「社会的処方、運動処方」
の検討を進める。

発信する

第3回

医療との連携

医療関係者

館山市長に提案

体制整備

健康関係団体等

社会教育関係者

資源
(リソース)
洗い出し
リソースの整理とまとめ

子育て関係者

行動化・定着化の具体策
成果測定など

行政関係者
02

3

03

学術関係者

インセンティブの導入・競争意識
への刺激、健康状態の見える化など
を検討する。
つながる仕組みを創る。