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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (2 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021271.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第84回 3/24)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

3 月 24 日 第 84 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)まん延防止等重点措置が 3 月 21 日に解除され、主要駅や繁華街での人の流れのさらなる増加や、オミクロ
ン株 BA.1 系統から BA.2 系統への置き換わりなどによる急激な感染の再拡大に警戒する必要がある。
イ)新規陽性者数の 7 日間平均は、3 月 23 日時点で 6,123 人/日と、緩やかな減少傾向にある。また増加比は、
前回の約 86%から今回は約 76%と、6 週間連続して 100%を下回る水準で推移している。しかし、新規陽性
者数は未だ第 5 波のピーク時(8 月 19 日約 4,849 人/日)の約 1.3 倍の数値である。今週の新規陽性者数は、
連休中の休診による検査数の減少、検査報告の遅延等の影響を受けた可能性があるため、注意が必要である。
ウ)都では、東京都健康安全研究センターにおいて、民間検査機関と連携して、オミクロン株 BA.2 系統に対応
した PCR 検査を実施している。オミクロン株 BA.2 系統疑いと判定された件数(BA.2 系統疑い件数/検査実施
件数、%)は、3 月 24 日時点の速報値で、3 月 1 日から 3 月 7 日の間に 46 件(46/258、17.8%(%は判定不
能を除く))、3 月 8 日から 3 月 14 日の間に 411 件(411/1,067、38.5%(同))であった。オミクロン株 BA.1

① 新規陽性者数

系統から BA.2 系統への置き換わりが急速に進んでおり、警戒が必要である。(※東京都健康安全研究センタ
ーは検査結果判明日、民間検査機関は検体受付日で計上。追加の報告により、数値は更新される可能性があ
る。)
エ)国のアドバイザリーボードでは、4 月初旬までにオミクロン株 BA.1 系統からより感染性の強い BA.2 系統
へ置き換わるとされている。そのため増加比が 100%を超えて感染が再拡大することに十分警戒する必要が
ある。
オ)昨年、年度末前後で新規陽性者数が増加した。歓送迎会、卒業パーティー、お花見等、年度末前後のイベン
トによる人の移動、接触機会の増加等の影響を受ければ、感染が再拡大する恐れがあり注意が必要である。
カ)感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、換気を励行し、3 密(密閉・密集・密接)の回避、人と人と
の距離の確保、不織布マスクを隙間なく正しく着用すること、手洗いなどの手指衛生、環境の清拭・消毒(テ
ーブルやドアノブ等の消毒によるウイルスの除去等)等、ワクチン接種後も、基本的な感染防止対策を徹底
することが重要である。
キ)ワクチン接種を検討している未接種の都民に、ワクチン接種は、重症化の予防効果と死亡率の低下が期待
されていることを周知し、今からでもワクチンを接種するよう働きかける必要がある。
ク)第 5 波では、入院患者に占める割合が高かった 40 代、50 代のワクチン接種率の上昇に伴い、新規陽性者
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