モニタリング項目

グラフ
⑥－２

3 月 24 日 第 84 回モニタリング会議のコメント
3 月 23 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 28％を占め、次いで 70 代が約 21％で
あった。
【コメント】
ア）60 代以上の割合が約 72％と、高齢者の入院患者数及びその割合が高い値で推移しており、医療機関では多
くの人手を要している。高齢者層の重症患者数も多く、その動向を注視する必要がある。
イ）都は、小児医療体制の確保や、分娩取扱い医療機関の連携による診療体制の確保に向け、意見交換会の実施
や、MIST（東京都新型コロナウイルス感染者情報システム）の活用による情報の共有化を進めている。

⑥ 入院患者数

⑥－３

検査陽性者の全療養者数は、前回の 119,110 人から 3 月 23 日時点で 94,913 人となった。内訳は、入院患者

⑥－４

2,258 人（前回は 2,817 人）、宿泊療養者 2,489 人（同 3,104 人）、自宅療養者 47,238 人（同 59,628 人）、入院・
療養等調整中 42,928 人（同 53,561 人）であった。
【コメント】
ア）全療養者に占める入院患者の割合は約 2％、宿泊療養者の割合も約 3％であった。自宅療養者と入院・療養
等調整中の感染者が約 95％と大多数を占めている。
イ）都は、33 か所（受入可能数 8,850 室）の宿泊療養施設を確保し、東京都医師会・東京都病院協会の協力を得
て運営している。
ウ）都は、病床を有効活用するため、新型コロナウイルス感染症の治療が終了した高齢者について、療養病床へ
の転院を更に促進することとした。
エ）受診・検査が必要な方を迅速な診療・検査体制につなげる必要があり、都は、都内約 4,200 か所全ての診療・
検査医療機関をホームページで公表している。
オ）都はこれまで、約 310,000 台のパルスオキシメータを確保し、区市保健所へ約 69,710 台配付するとともに、
東京都医師会へも 20,000 台貸与している。
東京都は、その時点で、人工呼吸器又は ECMO を使用している患者数を重症患者数とし、医療提供体
制の指標としてモニタリングしている。
東京都は、人工呼吸器又は ECMO による治療が可能な重症用病床を確保している。
重症用病床は、重症患者及び集中的な管理を行っている重症患者に準ずる患者（人工呼吸器又は ECMO
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