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資料 (10 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011840.html
出典情報 日本医師会 定例記者会見(8/7)《日本医師会》
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Q7:接種を受けるか迷っている方へのメッセージをお願いします。
・無料でワクチンを打てて、がんを予防できるなら打った方がいいと思います。(匿名)
・がん発症と副反応の確率性を考慮すると打った方がいいと思う。(まつりんさん)
・接種によってリスクを少しでも減らすことができるので受けるか迷ってる方はぜひ接種してみ
てください(YR さん)
・ワクチンを通して、防ぐことのできるがんを予防し、健康的な生活を送りましょう!(AR さん)
・噂やイメージにとらわれず、HPV に感染するリスクと、話題になった副反応が出るリスク、ど
ちらが大きいのか正しい情報を得た上で、接種することを考えてみてほしいです。(匿名)
・副反応のリスクで悩んでいる人は、重大な副反応のリスクよりも、子宮頸がんで亡くなるリス
クの方が高いことを知ってほしいです。(母の言葉、接種を強制するものではない。)(匿名)
・副反応を心配して打たないより打って命を守るほうが重要だと思います。(a さん)
・副反応はありませんでした。(ちくわさん)

解説⑤:定期接種の対象年齢(高校1年相当まで)を過ぎても、接種効果はあるか
16 歳頃までに接種するのが最も効果が高いですが、それ以上の年齢で接種しても、一定の有効性があるこ
とが、国内外の研究で示されています(※)

なお、定期接種の対象年齢を過ぎてからの接種について、安全性に関する明らかに懸念となることは示さ
れていません。また、定期的に検診を受診することも大切です。検診を定期的に受けることで、がんの早期
発見・早期治療につながります。さらに、性的接触によっても HPV 感染は起こるため、パートナーとともに
性感染症の予防も忘れずに行いましょう。
(※)ワクチンが子宮病変を予防する有効性は、おおむね 16 歳以下の接種で最も高いものの、20 歳頃の初回接種まではある程
度有効性が保たれることや、性交経験がない場合はそれ以上の年齢についても一定程度の有効性があることが示されていま
す。性交経験による HPV 感染によって、ワクチンの予防効果が減少することが示されていますが、性交経験がある場合でも、
ワクチンの予防効果がなくなってしまうわけではありません。
HPV ワクチンの対象年齢を過ぎてからの接種の有効性などに関するエビデンスについて、以下をご参照ください。

第 26 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会

資料5-1

「HPV ワクチンのキャッチアップ接種に関する有効性・安全性のエビデンスについて」
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000854571.pdf

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