令和5年度 医療費の動向 ＜概観＞
○ 新型コロナウイルス感染症の5類移行への影響等があり、令和5年度の概算医療費は 47.3兆円、金額で1.3兆円、伸び率で 2.9%の増加
となっている。また、その内訳を見ると受診延日数は2.0%の増加、１日当たり医療費は0.8%の増加となっている。
○ 新型コロナウイルス感染症の影響の少ない令和元年度から5年度までの平均伸び率は、医療費で2.1%の増加となっており、その内訳を見ると、
受診延日数は▲0.4%と減少し、1日当たり医療費は2.5%増加している。
（兆円、％）
令和元年度

令和2年度

令和3年度

令和4年度

令和5年度

概算医療費

43.6

42.2

44.2

46.0

47.3

対前年増減額

1.0

▲ 1.3

2.0

1.8

1.3

令和元年度
～5年度の
平均伸び率

2.4

▲ 3.1

4.6

4.0

2.9

2.1

(2.9)

(▲ 3.7)

(4.7)

(3.9)

▲ 0.8

▲ 8.5

3.3

2.0

2.0

▲ 0.4

3.2

5.9

1.3

2.0

0.8

2.5

▲ 0.5

▲ 0.4

▲ 0.5

1.1

0.9

伸び率

（①）

（休日数等補正後）
受診延日数
1日当たり医療費
人口増の影響

（②）

▲ 0.2

▲ 0.3

高齢化の影響

（③）

1.0

1.1

診療報酬改定等

（④）

上記の影響を除いた
概算医療費の伸び率

（①-②-③-④）

▲ 0.07

▲ 0.46

1.6

▲ 3.4

※2

▲ 0.9

▲ 0.94

5.0

4.5

※1

(2.7)

0.7
※2

▲ 0.64

3.3

※１ 令和5年度の休日数等の対前年度差異は 日曜・祭日等が1日多く、休日でない木曜日が3日多く、連休数が5日多く、令和6年2月が閏月だったことから、
伸び率に対する休日数等補正は+0.13% 。
※２ 令和3年度、令和5年度それぞれの概算医療費を用いて、当該年度それぞれの薬価改定の影響を医療費に対する率へ換算したもの。
(参考) 主傷病がCOVID-19であるレセプト（電算処理分）を対象に医科医療費を集計すると、令和5年度で 4,400億円 （全体の0.9%）程度。
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