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05 資料1-3_ワクチンの安定供給について (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43850.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会(第36回 9/25)《厚生労働省》
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■ ワクチンの安定供給について
背景と現状

○ 近年、ワクチンの需給バランスが乱れる事案が
散見されるが、需要の変動と供給の変動の両方
の要因により、定期接種の円滑な実施に影響を
及ぼした事例がある。
ワクチンの安定供給にかかる課題は国内に限っ
たものではなく、欧米諸国でも問題が発生してい
る。
○ 安定供給にかかる課題の背景には、ワクチンの
基本的な特徴である、①有効期間が短いこと、②
製造工程や品質の確認工程が複雑で製造期間
が長いこと、③代替性が低いこと 等が考えられる。

〇 ワクチンの安定供給にかかるリスクを回避又は
軽減するための対応策として、例えば、
① 速やかな増産を実現すること
② 予め在庫を多く確保しておくこと
③ (複数社が供給するワクチンについて、)企業
間の調整を充実させること
等が考えられる。

第35回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
予防接種基本方針部会

2019(令和元)年11月8日

資料
3-3

検討

■ ワクチンの安定供給にかかる課題については、製造
期間が長いことなどのワクチンの基本的な特徴が背
景にあることを踏まえ、リスクの軽減又は回避に向け
て、総合的に対策を進めることとしてはどうか。

■ 以下のような観点や、具体的に検討を進めるべき事
項について、どのように考えるか。
(1)速やかな増産を実現することについて
・原液の確保(平時からの備蓄)
・製剤化・最終製品化の生産性(製造速度)の向上
・品質の確認やその後に要する期間の短縮
(2)ワクチンの備蓄量の増大について
(3)複数社が供給するワクチンの企業間の調整につ
いて
(4)その他
・効率的な使用、優先的な使用
・誤った情報による混乱を回避するための発信情
報の管理
・卸売販売業者や医療機関が保有する在庫状況の
見える化

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