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資料1_第9回検討会における主なご意見 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44353.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第10回 10/16)《厚生労働省》
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形でできるのかというのを冷静に見ていくことが重要。
28.本日、データを提供していただいて、薬局のあるなしとか、訪問看護ステーションのあ
るなしということがデータで示されて、若干議論が反目し合うような形で流れていると
いうのは、いかがなものか。本来、薬局と訪問看護ステーションは協力し合うものであ
るので、この検討の場でも建設的な議論がなされるべきである。
29.「地域における薬局・薬剤師のあり方」の中でも発言したが、やはり地域においてどれ
だけの準備ができているのかというところが、へき地でも離島でもベースになると考え
ており、行政を巻き込んだ上であらゆる関係職種が顔の見える関係をつくって話合いを
して、工夫をしながら準備をして、それなりに困っていない状況をつくり出してきたと
思う。しかしながら、その中でも時間的なことなのか、距離的なことなのか、少し漏れ
ているケースが出てきているというところが今回大きい議論のテーマになってしまって
いるというところもある。まず大きいところとして、へき地・離島のあるべき姿という
ものを組み立てた上で、本当のレアケースを検討していかないと、今日のような空中戦
のような議論になってしまうことが気になった。
30.そもそも一次医療圏におけるインフラ的な意味でどうかというときに、一言で在庫と言
っても薬剤の種類は多様であり、特殊な薬で在宅をやっている、命に関わる薬の場合も
あるので、そのロジが途切れるのはあり得ないから、それはかなり特殊な状況をつくっ
て何とかして対応するということになる。在宅医療にも希少疾病の患者がいて、おそら
くそういう患者はこういう議論以前に何とかしてロジをつくらないと命に関わるから対
応しており、一次医療圏に通院をして、場合によっては連携薬局から送ってもらったり
しながら、医薬品が自分の自宅に3か月分のバッファーを持つことで対応している。そ
のような場合に、今後、高齢になって通院が不可能になってくるとどうするか問題とい
うことがある。だから、例えば日常診療に使う湿布薬の供給というレベルの話から、在
宅でその人しか使わないような薬のロジというのが存在すると思うので、そういった観
点で一人一人の患者にとって必要な薬となると、それは全部を完璧に全国レベルという
のは不可能と思っている。患者会でも、引っ越しをしたらとかということを言わざる得
ない場合も多い。憲法 25 条が前提で、国民全部が何とか適切にということでこのような
議論になっているとは思うが、やはり薬の在庫リスクとして、それが取れるようなもの
でない場合もあるが、どの程度の在庫を考えるかについては、薬や疾病ごとに違うとい
う部分も一定程度あるので、希少疾病の在宅というところも視野に入れてほしい。
31.今回の議論とは直接関係ないが、訪問看護ステーションや薬局、診療所いろいろあるが、
HIV というだけで嫌と言われて対応できないという例もあるので、疾病によって嫌とか、
差別とか、現実問題として地域の医療を在宅でつくろうとするときに HIV ということが
相当足かせになったりしている。最近研究班で調査をやってみたが、結構厳しい状況で
あって、こういうロジスティクスの話もそうだが、職能団体においてはそういった患者
の人権も含めて、それを担保された形でロジスティクスを確保することが必要。
32.規模が大きくならないとなかなか細かい在宅訪問や薬剤を提供するということはできな
いのではないか。在宅専門の医療機関であったり訪問看護ステーションであったりとい
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