よむ、つかう、まなぶ。
感染症週報 2024年第41週(10月7日-10月13日) (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2024.html |
出典情報 | 感染症週報 2024年第41週(10月7日-10月13日)(10/25)《国立感染症研究所》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
Infectious Diseases Weekly Report Japan
2024年 第41週
(10月7日〜 10月13日)
:通巻第26巻 第41号
〈9月コメント〉
(10月11日集計分)
◆性感染症について (2024年7〜9月、26〜29ページ「グラフ総覧」参照)
4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジロー
マ、淋菌感染症)は性感染症定点医療機関(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2024年
9月分の報告を行った性感染症定点医療機関数は982(産婦人科・産科・婦人科:485、泌尿
器科:411、皮膚科:77、性病科:9)であった。次ページ以降に、過去5年間の同時期におけ
る各性感染症の男女別定点当たり報告数との比較(図1)、男女別・年齢階級別(0歳、1〜4歳、
5〜69歳は5歳毎、および70歳以上)定点当たり報告数(図2)、15〜29歳における各性感染症
の男女別定点当たり報告数の推移(図3)、および定点当たり報告数の推移(26〜29ページ
「グラフ総覧」)を示す。
性器クラミジア感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男性では大きな変
化は認められなかったが、女性では増加した。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時
期と比較すると、男性では大きな変化は認められなかったが、女性でやや多かった。年齢
群のピークは男女ともに20〜24歳であった。また、男性では10〜14歳、女性では1〜4歳、
10〜14歳の報告を認めた。
性器ヘルペスウイルス感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに大きな
変化は認められなかった。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男
性でかなり多く、女性では大きな変化は認められなかった。年齢群のピークは男女ともに
25〜29歳であった。
尖圭コンジローマ
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男性では大きな変
化は認められなかったが、女性では減少した。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時
期と比較すると、男性では大きな変化は認められなかったが、女性でやや少なかった。年
齢群のピークは男性では25〜29歳、女性では20〜24歳であった。
淋菌感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに大きな
変化は認められなかった。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男
性でかなり少なく、女性では大きな変化は認められなかった。年齢群のピークは男女とも
に20〜24歳であった。また、男女ともに10〜14歳の報告を認めた。
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
10
2024年 第41週
(10月7日〜 10月13日)
:通巻第26巻 第41号
〈9月コメント〉
(10月11日集計分)
◆性感染症について (2024年7〜9月、26〜29ページ「グラフ総覧」参照)
4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジロー
マ、淋菌感染症)は性感染症定点医療機関(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2024年
9月分の報告を行った性感染症定点医療機関数は982(産婦人科・産科・婦人科:485、泌尿
器科:411、皮膚科:77、性病科:9)であった。次ページ以降に、過去5年間の同時期におけ
る各性感染症の男女別定点当たり報告数との比較(図1)、男女別・年齢階級別(0歳、1〜4歳、
5〜69歳は5歳毎、および70歳以上)定点当たり報告数(図2)、15〜29歳における各性感染症
の男女別定点当たり報告数の推移(図3)、および定点当たり報告数の推移(26〜29ページ
「グラフ総覧」)を示す。
性器クラミジア感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男性では大きな変
化は認められなかったが、女性では増加した。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時
期と比較すると、男性では大きな変化は認められなかったが、女性でやや多かった。年齢
群のピークは男女ともに20〜24歳であった。また、男性では10〜14歳、女性では1〜4歳、
10〜14歳の報告を認めた。
性器ヘルペスウイルス感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに大きな
変化は認められなかった。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男
性でかなり多く、女性では大きな変化は認められなかった。年齢群のピークは男女ともに
25〜29歳であった。
尖圭コンジローマ
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男性では大きな変
化は認められなかったが、女性では減少した。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時
期と比較すると、男性では大きな変化は認められなかったが、女性でやや少なかった。年
齢群のピークは男性では25〜29歳、女性では20〜24歳であった。
淋菌感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに大きな
変化は認められなかった。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男
性でかなり少なく、女性では大きな変化は認められなかった。年齢群のピークは男女とも
に20〜24歳であった。また、男女ともに10〜14歳の報告を認めた。
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
10