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感染症週報 2024年第41週(10月7日-10月13日) (6 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2024.html
出典情報 感染症週報 2024年第41週(10月7日-10月13日)(10/25)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2024年 第41週
(10月7日〜 10月13日)
:通巻第26巻 第41号

◆定点把握の対象となる5類感染症
全国の指定された医療機関
(定点)
から報告され、疾患により小児科定点
(約3,000カ所)
、インフルエンザ/
COVID-19
(小児科・内科)
定点
(約5,000カ所)
、眼科定点
(約600カ所)
、基幹定点
(約500カ所)
に分かれてい
ます。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です
(増減の目安は小数点第3位以下を含む)


定点把握疾患の報告の過去5年間の同時期の平均との比較(第41週)
−0.34
−0.54
−0.39

15.60

0.61

−0.97
−0.92

1.22



0.53
0.43

定点当たり
報告数
インフルエンザ
0.89
RSウイルス感染症
0.32
咽頭結膜熱
0.22
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 2.00
感染性胃腸炎
2.63
水痘
0.15
手足口病
10.78
伝染性紅斑
0.25
突発性発しん
0.25
ヘルパンギーナ
0.38
流行性耳下腺炎
0.03
急性出血性結膜炎
0.01
流行性角結膜炎
0.50
マイコプラズマ肺炎
1.95

−0.27




0.36
0.18

13.23

平均−2SD

平均−1SD

平均

平均+1SD

平均+2SD

SD:標準偏差

当該週と過去5年間の平均(過去5年間の前週、当該週、後週の合計15週間分の平均)との差をグラフ
上に表現した。

インフルエンザ/ COVID-19定点報告疾患
インフルエンザの定点当たり報告数は第34週以降増加が続いている。都道府県別の上位
3位は沖縄県(19.13)、宮崎県(1.83)、鹿児島県(1.34)である。基幹定点からのインフルエン
ザ入院サーベイランスにおける報告数は96例と前週と比較して増加した。都道府県別では
24都道府県から報告があり、年齢別では0歳(4例)、1〜9歳(20例)、10代(7例)、20代(2例)、
30代(2例)、40代(2例)、50代(3例)、60代(10例)、70代(24例)、80歳以上(22例)であった。
新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は第35週以降減少が続いている。都道府
県別の上位3位は北海道(3.96)、茨城県(3.94)、千葉県(3.69)である。基幹定点からの新型コ
ロナウイルス感染症入院サーベイランスにおける報告数は1,015例と前週と比較して減少
した。都道府県別では47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(15例)、1〜9歳(28例)、
10代(10例)、20代(10例)、30代(16例)、40代(21例)、50代(58例)、60代(93例)、70代(267例)、
80歳以上(497例)であった。
小児科定点報告疾患(主なもの)
RSウイルス感染症の定点当たり報告数は第37週以降減少が続いている。都道府県別の上
位3位は山形県(1.00)、徳島県(0.70)、福井県(0.68)、高知県(0.68)である。
咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は京都府(0.68)、鹿児島
県(0.63)、佐賀県(0.48)である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期
(前週、当該週、後週)の平均と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は鳥取県(5.68)、
福岡県(4.34)、熊本県(3.60)である。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は大分県(8.50)、石川
県(5.24)、徳島県(5.13)である。
手足口病の定点当たり報告数は3週連続で増加し、過去5年間の同時期の平均と比較してか
なり多い。都道府県別の上位3位は愛媛県(28.25)、山形県(26.61)、富山県(25.25)である。
伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は青森県(0.86)、東京都
(0.84)、神奈川県(0.84)、埼玉県(0.60)である。
ヘルパンギーナの定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は佐賀県(2.17)、山
形県(1.32)、鹿児島県(0.82)である。
流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位2位は岩手県
(0.10)、秋田県(0.09)である。

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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