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感染症週報 2024年第41週(10月7日-10月13日) (13 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2024.html
出典情報 感染症週報 2024年第41週(10月7日-10月13日)(10/25)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2024年 第41週
(10月7日〜 10月13日)
:通巻第26巻 第41号

◆薬剤耐性菌感染症について
(2024年9月、30ページ「グラフ総覧」参照)
薬剤耐性菌感染症〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症、ペニシリン耐性肺炎球
菌(PRSP)感染症、薬剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症〕 は、2次医療圏毎に1カ所以上定められ
た、病床数300以上の基幹定点医療機関(全国約500カ所)から毎月報告される。2024年9月分
の報告を行った基幹定点医療機関数は478であった。

総数

800

男性
女性

600
400

0

0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-

200

年齢階級(歳)

図2. ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
30
総数
男性

報告数

MDRP:定点当たり報告数0.01
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定
点当たり報告数と比べて増加した。過去10年
間の同月との比較では2020年、2017年に次ぎ
2019年とともに3番目に少なかった。高齢者か
らの報告が多く、65歳以上が全体の71%を占
めていた(図3)。

図1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
1,000

20

女性

10

0

0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-

PRSP:定点当たり報告数0.09
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定
点当たり報告数と比べて減少した。過去10年
間の同月との比較では2020年に次ぎ2番目に
少なかった。小児と高齢者からの報告が多く、
5歳未満が全体の24%、65歳以上が全体の60%
を占めていた(図2)。

薬剤耐性菌感染症の男女別・年齢階級
別報告数(2024年9月)

報告数

MRSA:定点当たり報告数2.57
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定
点当たり報告数と比べて大きな変化は認めら
れなかった。過去10年間の同月との比較では
2021年に次ぎ2番目に少なかった。高齢者から
の報告が多く、65歳以上が全体の71%を占め
ていた(図1)。

年齢階級(歳)

図3. 薬剤耐性緑膿菌感染症
6
総数
男性

報告数

4

女性

0

0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-

2

年齢階級(歳)

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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