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資料1 地域医療構想に関する地域の検討・取組状況について (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22425.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会 地域医療構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ(第2回 12/3)《厚生労働省》
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地域医療構想調整会議の活性化に向けた工夫と今後の課題
各都道府県で進められている工夫
<部会等の設置>
・オープンな議論を行うため、各病院の事務長レベルの職員を集めてのワーキ
ンググループを設置している。
・県全体の地域医療構想の進め方を決定し、各分科会での協議・議論を行って
いる。
・県単位の調整会議の下部組織として専門部会を設け、データ分析等に係る協
議を行っている。

<地域医療構想アドバイザー>
・地域医療構想アドバイザーとのミーティングを開催し、県と地域医療構想ア
ドバイザーの意見交換や地域医療構想の推進に向けた県の取組方針につい
て、助言を受けている。
・圏域の調整会議前に県とアドバイザーとの事前打合せを実施し、認識共有を
図っている。
・各圏域の調整会議の概要や出席したアドバイザーのコメント等を県から他の
アドバイザーに提供し、全アドバイザー間で情報共有を図っている。
・様々な立場から助言をいただけるよう、民間病院、公立・公的病院、医師
会、大学の各分野からアドバイザーを推薦している。
・圏域において大きな動きがあると事前にアドバイザーに相談し意見を聞き、
情報共有を図っている。

各都道府県で今後の課題として認識している事項
・主に各構想区域の情報共有の場となっており、各構想区域が抱える課
題の解決や広域での調整が必要な事項等に関する議論まで実施できて
いない。
・都道府県単位での調整会議で出た意見を各構想区域での調整会議にど
のように活かしていくかが課題。

・新型コロナウイルス感染症への対応で、開催機会が確保しづらい。
・再検証対象医療機関を中心に、各構想区域の具体的な課題に対し、
データ分析等による支援により、議論・検討の活性化につなげたい。
・各医療圏ごとの医療提供体制や受療動向等を分析した上で、その結果
を研修会の場で広くフィードバックし、地域医療構想に対する更なる
理解の浸透や調整会議における議論の活性化を図ることが必要。
・地域医療構想調整アドバイザーの人材育成

<その他>
・都道府県市町村担当課と公営企業担当課で自治体病院の建替などについて情
報交換している。
・病床機能報告に関する分析データの提示、補助金等の積極的な周知・構成員
の選出にあたり、地域の偏りがないよう各圏域から1名は参加していただい
ている。
・各構想区域単位の個別具体的な議論の指針とするための「県全体の方向性」
を整理し、提示した。
・各構想区域の調整会議の協議内容を県単位の調整会議にフィードバックし、
県内関係者が現状や方向性を共有するようにしている。
・地域の中小病院の機能再編取組の参考になりやすい身近な成功事例を共有で
きるようにしている。

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