業態別団体における
不採算品再算定と安定供給の関係
【現状・課題】
• 漢方製剤・生薬、血液製剤、外用製剤、眼科用剤、輸液製剤は、幅広く医療現場で使用され
ているものが多く、安定供給を続けている。
• それら品目は、製剤の特殊性により製造ラインが特殊であるものが多く、加えて、長年の使用により
設備が老朽化し設備投資やメンテナンスが必要な状況にあるものが多い。
• ⼀方で、収載後長期間が経過し低薬価で不採算となっている品目が多い。

不採算品再算定の適用
製造能力の増強、安定的な原材料確保、品質担保・リスク管理策強化の
原資となり、安定供給の実現に向けた取組みの後押しとなっている。
項目

不採算品再算定適用がきっかけとなった企業判断・行動

製造能力の増強

• 新工場建設、既存施設拡張、老朽化設備への対応等の必要な設備投資
• 生産人員の採用増および製造ライン稼働時間の延長

安定的な原材料の確保

• 原薬等の購入価格上昇への対応
• 複数メーカー等からの購入検討による、原薬不足による供給不安のリスク低減

品質担保・
リスク管理策強化

• 生産コスト削減によって発生しうる問題を防止するための品質担保に必要なコスト
（人やハード面）の確保
• 工場での各種メンテナンスに係る予算の拡充

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