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参考資料 第5回検討会における主な意見 (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46445.html |
出典情報 | 妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会(第6回 12/11)《厚生労働省》 |
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第5回の議論のまとめ(4)
◆出産の保険適用を含む経済的負担への支援の検討について①
➢
現代においてはどのような制度がいいのかということを、出産は病気かどうかという枠組みではなく、また療養の給付の診療報酬体系と
は異なったものでもよいので、最も望ましいと思われる方法が新しい視点で考えられるとよいのではないか。
➢
今後の出産費用の保険適用に向けた議論に当たっても、社会環境や社会背景に応じた適切な給付というものを考えていくべき。
➢
現物給付化には、国民の経済的負担の軽減や給付の安全の確保とともに、給付の標準化という意義がある。ここでいう標準化は画一化で
はなく、複数の「標準的な現物給付」を設定し、多様化のニーズに応えることである。したがって、出産の保険化は多様化に資するものであ
る。
➢
多様なニーズに応える産科医療は標準化になじまないかどうかということだが、標準化の知恵を絞れば十分できるのではないか。
➢
同様に経過が様々である他の疾病や負傷についても、すでに全国一律の保険化がなされている。
➢
自由診療一辺倒は、産科医療機関が現代女性(妊産婦)に多くの選択肢を提供することを怠り、結果として、いわゆる決め打ち、パターナリ
ズムに陥りやすい弊害を有している。現代女性としては、実際には自由診療一辺倒にこそ、むしろ不自由さを感じる方もいるのではないか。
➢
正常分娩はパターナリズムにはなじまないものであるので、パターナリズムから脱却し、妊産婦の多様なニーズに対応していくようにすべき。
➢
現物給付と出産育児一時金の差額分の現金給付(キャッシュバック)を行うシステムを構築すべき。
➢
出産の保険適用は、健康保険法上に別枠で新たな類型を創設することによって対処すべき。基本的な標準給付の複数の類型化に加え、希
望による部分を自費での選択的なものとしていくべき。
➢
妊産婦達の「多様なニーズ」に、分娩介助等の行為類型の面、自己負担無償化やキャッシュバック等の費用負担の面、両面で対応していくこ
とこそが真の新産婦等の支援策となる。
➢
保険適用を検討する前に、まず、どんな出産を実現していきたいのかというビジョンを検討してほしい。そのビジョンをかなえるために、ど
のような制度が望ましいのかというところに落とし込んでほしい。制度外となる人、はざまに陥る人が生じないシンプルな制度にしてほし
い。完全無償化のほうが事務作業を減らすのではないか。不要な医療介入がパッケージ化されないように精査してほしい。助産師の継続ケ
アのニーズと効果について評価して、それをどのように組み込んでいくのかということを考えたい。妊産婦が主体的に選択できるよう、出
産方法を選択できる環境を整えてほしい。また、女性の様々な経験を聞いていただき、妊産婦本人を検討会の場に入れていただきたい。
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◆出産の保険適用を含む経済的負担への支援の検討について①
➢
現代においてはどのような制度がいいのかということを、出産は病気かどうかという枠組みではなく、また療養の給付の診療報酬体系と
は異なったものでもよいので、最も望ましいと思われる方法が新しい視点で考えられるとよいのではないか。
➢
今後の出産費用の保険適用に向けた議論に当たっても、社会環境や社会背景に応じた適切な給付というものを考えていくべき。
➢
現物給付化には、国民の経済的負担の軽減や給付の安全の確保とともに、給付の標準化という意義がある。ここでいう標準化は画一化で
はなく、複数の「標準的な現物給付」を設定し、多様化のニーズに応えることである。したがって、出産の保険化は多様化に資するものであ
る。
➢
多様なニーズに応える産科医療は標準化になじまないかどうかということだが、標準化の知恵を絞れば十分できるのではないか。
➢
同様に経過が様々である他の疾病や負傷についても、すでに全国一律の保険化がなされている。
➢
自由診療一辺倒は、産科医療機関が現代女性(妊産婦)に多くの選択肢を提供することを怠り、結果として、いわゆる決め打ち、パターナリ
ズムに陥りやすい弊害を有している。現代女性としては、実際には自由診療一辺倒にこそ、むしろ不自由さを感じる方もいるのではないか。
➢
正常分娩はパターナリズムにはなじまないものであるので、パターナリズムから脱却し、妊産婦の多様なニーズに対応していくようにすべき。
➢
現物給付と出産育児一時金の差額分の現金給付(キャッシュバック)を行うシステムを構築すべき。
➢
出産の保険適用は、健康保険法上に別枠で新たな類型を創設することによって対処すべき。基本的な標準給付の複数の類型化に加え、希
望による部分を自費での選択的なものとしていくべき。
➢
妊産婦達の「多様なニーズ」に、分娩介助等の行為類型の面、自己負担無償化やキャッシュバック等の費用負担の面、両面で対応していくこ
とこそが真の新産婦等の支援策となる。
➢
保険適用を検討する前に、まず、どんな出産を実現していきたいのかというビジョンを検討してほしい。そのビジョンをかなえるために、ど
のような制度が望ましいのかというところに落とし込んでほしい。制度外となる人、はざまに陥る人が生じないシンプルな制度にしてほし
い。完全無償化のほうが事務作業を減らすのではないか。不要な医療介入がパッケージ化されないように精査してほしい。助産師の継続ケ
アのニーズと効果について評価して、それをどのように組み込んでいくのかということを考えたい。妊産婦が主体的に選択できるよう、出
産方法を選択できる環境を整えてほしい。また、女性の様々な経験を聞いていただき、妊産婦本人を検討会の場に入れていただきたい。
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