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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (2 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021349.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第85回 4/7)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

4 月 7 日 第 85 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)緩やかな減少傾向にあった新規陽性者数の 7 日間平均は、4 月 6 日時点で約 7,248 人/日と、高い水準のまま横ばいで推移した。
イ)前回、約 121%と大きく上昇した増加比は、今回も約 98%と 100%前後での推移が続いている。新年度を迎えて人の流れが増加しており、新規陽性者数が高い水準のまま、急速に感染が再拡大することに厳重な警戒が必要である。
ウ)都では、東京都健康安全研究センターにおいて、オミクロン株 BA.2 系統に対応した PCR 検査を実施している。3 月 15 日から 3 月 21 日の間に(PCR 検査で)オミクロン株 BA.2 系統疑いと判定された件数と割合は、467 件、52.3%、同じく 3 月 22 日から 3 月 28 日の間に 759 件、67.8%であった。都においても、流行の
主体が、オミクロン株 BA.1 系統から、さらに感染力が高いとされる BA.2 系統に置き換わりつつある。(※4

① 新規陽性者数

月 7 日時点の速報値。追加報告により、数値は遡って更新される可能性がある。)
エ)感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、換気を励行し、3 密(密閉・密集・密接)の回避、人と人との距離の確保、不織布マスクを隙間なく正しく着用すること、手洗いなどの手指衛生、環境の清拭・消毒(テーブルやドアノブ等の消毒によるウイルスの除去等)等、ワクチン接種後も、基本的な感染防止対策を徹底することが重要である。
オ)第 5 波のピーク時には、重症患者の約 60%を 40 代、50 代が占めていたが、それらの世代におけるワクチン接種率の上昇に伴い、入院患者数及び重症患者数が急激に減少に転じた。ワクチン接種による重症化の予防と死亡率低下の効果は、オミクロン株に対しても期待できることから、3 回目のワクチン追加接種を強力に推進する必要がある。
カ)東京都新型コロナウイルスワクチン接種ポータルサイト及び国提供資料によると、4 月 5 日時点で、東京都のワクチン接種状況は、1 回目、2 回目、3 回目の順に、全人口では 79.6%、78.6%、44.4%、12 歳以上では87.2%、86.6%、49.0%、65 歳以上では 92.9%、92.6%、82.2%となった。
キ)都内でも 5~11 歳のワクチン接種を実施している。小児においても中等症や重症例が確認されており、特に基礎疾患を有する等、重症化するリスクが高い小児には接種の機会を提供することが望ましいとされている。都では、小児への接種を検討している保護者向けに、ワクチン接種の概要を分かりやすくまとめたパンフレットを作成し、ホームページに掲載している。
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