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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (9 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021349.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第85回 4/7)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ
⑥-2

4 月 7 日 第 85 回モニタリング会議のコメント
4 月 6 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 27%を占め、次いで 70 代が約 21%であ
った。
【コメント】
ア)60 代以上の割合が約 70%と、高齢者の入院患者数及びその割合が高い値のまま推移しており、医療機関で
は多くの人手を要している。
イ)都は、小児医療体制の確保や、分娩取扱い医療機関の連携による診療体制の確保に向け、意見交換会の実施
や、MIST(東京都新型コロナウイルス感染者情報システム)の活用による情報の共有化を進めている。

⑥ 入院患者数

⑥-3

検査陽性者の全療養者数は、前回の 90,957 人から 4 月 6 日時点で 100,146 人となった。内訳は、入院患者 1,844

⑥-4

人(前回は 1,935 人)
、宿泊療養者 3,710(同 3,230 人)、自宅療養者 41,560 人(同 43,121 人)、入院・療養等調
整中 53,032 人(同 42,671 人)であった。
【コメント】
ア)減少傾向にあった全療養者数は、前回から増加した。また、全療養者に占める入院患者の割合は約 2%、宿
泊療養者の割合は約 4%であった。自宅療養者と入院・療養等調整中の感染者が約 94%と大多数を占めている。
イ)感染の再拡大に備え、通常の医療提供体制とのバランスを保ちながら、オミクロン株の特性を踏まえた入院、
宿泊及び自宅療養体制の強化に向けた検討を行う必要がある。
ウ)都は、33 か所(受入可能数 8,850 室)の宿泊療養施設を確保し、東京都医師会・東京都病院協会の協力を得
て運営している。
エ)都は、病床を有効活用するため、新型コロナウイルス感染症の治療が終了した高齢者について、療養病床へ
の転院を更に促進することとした。
オ)受診・検査が必要な方を迅速な診療・検査体制につなげる必要があり、都は、都内約 4,300 か所全ての診療・
検査医療機関をホームページで公表している。
カ)都はこれまで、約 333,400 台のパルスオキシメータを確保し、区市保健所へ約 69,700 台配付するとともに、
東京都医師会へも 20,000 台貸与している。
東京都は、その時点で、人工呼吸器又は ECMO を使用している患者数を重症患者数とし、医療提供体
制の指標としてモニタリングしている。
-9-