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資料9 東京都健康長寿医療センター・認知症未来社会創造センター提出資料 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_50604.html |
出典情報 | 「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会(第3回 2/10)《厚生労働省》 |
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本日の話の要約
1.
21世紀前半に,認知機能低下をもって生きる高齢者(特に独居の認知機能低下高齢者)が急増する.
2.
地域に暮らす認知機能低下高齢者は,そうでない高齢者よりも,社会的に孤立しやすく,身体的・精神的健康度
が低下しやすく,経済的にも困窮しやすい.
3.
地域に暮らす認知機能低下高齢者は,そうでない高齢者より低栄養の傾向があり,独居の場合はさらにその傾
向が強くなる.
4.
地域に暮らす認知症高齢者は,そうでない高齢者よりも在宅継続率が低く,独居の場合はさらに低くなる.
5.
独居の認知症高齢者は認知症疾患が診断されていない場合が多い.
6.
独居の認知症高齢者は行方不明になるとその後の死亡率が高くなる.
7.
居宅介護支援員が勤務する事業所の多くが,独居認知症高齢者の消費者被害の事例を経験している.
8.
その他,認知機能低下高齢者(特に独居の認知機能低下高齢者)には,サービス利用にあたって本人不在で意
思決定がなされたり,必要なサービスへのアクセスが阻まれたり,自然災害やパンデミック下において平時の社
会的孤立が増幅され生存の危機に直面しやすくなるなど,権利侵害に関わるさまざまな課題がある.
認知機能低下高齢者(特に独居の認知機能低下高齢者)の権利利益を保護することができるサービス提
供システムを包含した地域包括ケアシステムの構築が求められている.
1
1.
21世紀前半に,認知機能低下をもって生きる高齢者(特に独居の認知機能低下高齢者)が急増する.
2.
地域に暮らす認知機能低下高齢者は,そうでない高齢者よりも,社会的に孤立しやすく,身体的・精神的健康度
が低下しやすく,経済的にも困窮しやすい.
3.
地域に暮らす認知機能低下高齢者は,そうでない高齢者より低栄養の傾向があり,独居の場合はさらにその傾
向が強くなる.
4.
地域に暮らす認知症高齢者は,そうでない高齢者よりも在宅継続率が低く,独居の場合はさらに低くなる.
5.
独居の認知症高齢者は認知症疾患が診断されていない場合が多い.
6.
独居の認知症高齢者は行方不明になるとその後の死亡率が高くなる.
7.
居宅介護支援員が勤務する事業所の多くが,独居認知症高齢者の消費者被害の事例を経験している.
8.
その他,認知機能低下高齢者(特に独居の認知機能低下高齢者)には,サービス利用にあたって本人不在で意
思決定がなされたり,必要なサービスへのアクセスが阻まれたり,自然災害やパンデミック下において平時の社
会的孤立が増幅され生存の危機に直面しやすくなるなど,権利侵害に関わるさまざまな課題がある.
認知機能低下高齢者(特に独居の認知機能低下高齢者)の権利利益を保護することができるサービス提
供システムを包含した地域包括ケアシステムの構築が求められている.
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