背景と分析内容について
１．｢令和６年度介護報酬改定に関する審議報告｣（抜粋）
【福祉用具貸与・特定福祉用具販売】
○ 必要な福祉用具の安定的な供給の確保を図る観点から、福祉用具貸与に係る上限価格の改定方法について、物価
上昇に対応した特例的な仕組みを設ける等の見直しの必要性を含め検討を行うため、貸与価格の上昇等に関する実
態を引き続き半年に１度程度把握するべきである。

２．半年毎の分析について
○

令和６年４月に上限価格の改定が行われたことから、改定直後の令和６年４月～６月の請求実績について分析

＜データについて＞
○ 商品毎の貸与価格の実態把握は、介護保険総合データベース（令和６年４月～６月貸与分）における請求データ
と、公益財団法人テクノエイド協会が運営管理する福祉用具情報システム（TAIS）において割り振られている商
品コード及び種目コードとを突合して行った。
○ 令和６年４月に改定した上限価格は、厚生労働省ホームページで公表しているものを参照
○ ｢自社製品｣、｢輸入品｣、｢OEM製品｣の商品分類は、公益財団法人テクノエイド協会の協力の下で仕分けを行った。
＜分析について＞
今回行った分析は、
①商品毎に｢貸与価格が上限価格と同額となっている割合｣を令和６年４～６月の３か月の請求実績にて確認
②｢貸与価格が上限価格と同額となっている割合が高い商品の内訳｣を｢自社製品｣｢輸入品｣｢OEM製品｣毎に確認
③参考として、前回上限価格見直しを行った令和３年４月と令和６年４月時を比較して、｢上限価格が増額した商品
数｣とその種目別の内訳を比較
するもの。
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