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資料1 特定機能病院のあり方に関するこれまでの議論の整理(案) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_51534.html
出典情報 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第23回 2/26)《厚生労働省》
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した中で、大学病院本院については、広域な観点で担う常勤医師や代診医の派
遣、医師の卒前・卒後教育や看護師等の医療従事者の育成及び広域な観点が求め
られる診療を総合的に担うことが期待されている。


さらに、地域で医師を確保し、将来にわたって医療提供体制を確保するために、
厚生労働省において、令和6年 12 月、「医師偏在の是正に向けた総合的な対策パ
ッケージ」が策定され、経済的インセンティブ、地域の医療機関の支え合いの仕
組み、医師養成過程を通じた取組等を組み合わせた総合的な取組を進めていくこ
ととされている中、大学病院本院は、都道府県と連携して、医師派遣・配置、医
学部地域枠、寄附講座等を通じて、医師偏在の是正、地域の医師の確保に貢献す
ることが期待されている。



こうした新たな地域医療構想を通じた取組や医師偏在是正に向けた総合的な取組
については、社会保障審議会医療部会を中心に議論が進められ、必要な事項を盛
り込んだ関連法案が本通常国会に提出されているところである。



こうした状況の変化等を踏まえ、特定機能病院が果たすべき役割・機能につい
て、改めて検討を行う必要がある。

2. 大学病院本院である特定機能病院のあり方について
(1)大学病院本院に期待される役割


特定機能病院のあり方については、令和6年7月3日以降、3回にわたって「特
定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」において議論してき
たところであるが、大学病院本院については、上記の特徴があること等から、他
の特定機能病院と分けて議論すべきものとされ、まずは大学病院本院について議
論を行ってきた。



大学病院本院については、これまで高度の医療提供などにおいて重要な役割を果
たしてきたが、人口減少等がより顕著に進む 2040 年頃を見据えると、高度の医
療提供、医師派遣機能も含め、地域医療における役割を積極的に果たすことがよ
り一層期待される。一方で、大学病院本院は、医療提供以外にも、医学生を含む
人材育成・供給や医学の進歩にも寄与する研究開発の推進を担う機関であり、豊
富な医療資源等を活用したより高度な取組も望まれる。

(2)大学病院本院である特定機能病院の見直しに係る方向性


大学病院本院である特定機能病院については、(1)を踏まえ、2040 年頃を見据
えて果たしていくべき役割や現在の「承認要件」を超えて自主的に実施している

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