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参考資料 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00052.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第126回 4/8)《厚生労働省》
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5.障害福祉サービス等の質の確保・向上について
(1) 現状・課題


障害福祉サービス等の質の確保・向上については、これまでも、指定障害福祉サー
ビス等の人員配置や設備・運営に関する基準の遵守や都道府県等による指導監査、障
害福祉サービス等情報公表制度等により、実施してきた。



障害福祉サービス等の利用者が多様化するとともに、障害福祉サービス等を提供す
る事業者が増加する中で、利用者の個々のニーズに応じた良質なサービスを提供する
観点から、これまでの取組における課題への対応も含め、事業者が提供する障害福祉
サービス等の質の確保・向上を図っていくことが重要である。

(2) 検討の方向性
(サービスの質の評価)
○ すでに放課後等デイサービス、児童発達支援等一部のサービスで導入されている事
業者による自己評価や利用者評価について、各サービスの特性も踏まえつつ、具体的
な評価項目について整理した上で、他のサービスにも展開していくことや、専門的な
観点も含めた第三者による外部評価の導入について、検討する必要がある。


特に第三者による評価については、介護分野において、認知症グループホームなど
の地域密着型サービスについて、地域に開かれたサービスとすることで、サービスの
質を確保することを目的として、指定基準において、第三者を含む運営推進会議を設
置し、定期的に運営状況の評価を受けるなどの取組等が義務付けられている。障害福
祉サービス等においても、特に質の評価を行う必要性の高いサービスから、こうした
仕組みの導入により、サービスの質の確保・向上に取り組むことについて、研究・検
討を進める必要がある。その際は、被評価主体が取組の改善に効果的につなげるため
の助言が適切に行われることを意識しながら検討を進めることが重要である。

(障害福祉サービス等報酬によるサービスの質に係る評価)
○ サービスの質の評価については、医療・介護分野においては、ストラクチャー(構
造)、プロセス(過程)、アウトカム(結果)の3つの視点からアプローチがなされて
いる。
プロセス指標やアウトカム指標は、利用者に対するサービスの内容そのものを一層
評価することに資すると考えられる。このため、今後の障害福祉サービス等報酬の改
定の検討等に当たっては、ストラクチャー、プロセス、アウトカムの3つの視点を持
って、障害福祉サービス等の目的・特性も踏まえつつ、プロセスの視点に基づく報酬
の評価をより充実させつつ、併せてアウトカムの視点に基づく報酬の評価についても、
当該評価手法が適切なサービスについては、その導入について研究・検討する必要が

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