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感染症週報 2025年第9週(2月24日-3月2日) (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2025.html |
出典情報 | 感染症週報 2025年第9週(2月24日-3月2日)(3/14)《国立感染症研究所》 |
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Infectious Diseases Weekly Report Japan
2025年 第9週
(2月24日〜 3月2日)
:通巻第27巻 第9号
2025年第9週の定点当たり報告数上位5都道府県は、山口県(5.12)、奈良県(3.68)
、福井県/
愛媛県(2.56)、佐賀県(2.43)、福岡県(2.35)であった。第9週までの直近5週間の定点当たり報
告数上位5位の都道府県を以下に示す。
第5週:北海道(1.93)、大阪府(1.73)、奈良県(1.59)、山口県(1.47)、福井県(1.44)
第6週:山口県(2.70)、奈良県(2.09)、大阪府(1.76)、北海道(1.66)、兵庫県(1.64)
第7週:山口県(3.42)、福井県(2.40)、奈良県(1.97)、福岡県(1.87)、三重県(1.84)
第8週:山口県(4.30)、奈良県(2.74)、三重県(2.58)、兵庫県(2.30)、福岡県(2.18)
第9週:山口県(5.12)、奈良県(3.68)、福井県/愛媛県(2.56)、佐賀県(2.43)、福岡県(2.35)
2025年第9週現在、上位5都道府県は西日本に多いが、第3週以降、全ての都道府県から報
告がある。
2025年第9週の報告数は3,984例で、例年と同様に男性(53.5%)が女性に比べて若干多かっ
た。年齢(群)別では3歳以下が全体の88.2%、5歳以下が全体の95.5%を占め、1歳が30.1%(男
性:53.2%)と最も多く、次に0歳が29.7%(男性:55.9%)、2歳が18.3%(男性:51.6%)であっ
た。2025年第1〜9週の累積報告数の分布においても、同様な傾向であった〔男性が53.7%、3歳
以下が88.7%、5歳以下が95.4%、1歳が31.3%
(男性:54.4%)、0歳が29.1%(男性55.0%)、2歳
が18.7%(男性:51.9%)〕。
第1~9週の累積報告数において、0~3歳が占める割合は昨年と比較して概ね同様で推移し
ていたが、4歳以上が占める割合はやや減少した。2020年と比較すると、0歳が占める割合は減
少し、4歳以上が占める割合が増加した。2020〜2025年の第1〜9週における累積報告数(n)の
年齢分布は表の通りであった。
RS ウイルス感染症:第 1〜9 週における累積報告数の年齢分布(2020〜2025 年)
0歳
1歳
2歳
3歳
4歳以上
2020 年
(n=8,389)
35.0%
(2,933)
32.9%
(2,756)
16.9%
(1,417)
7.6%
(641)
7.7%
(642)
2021 年
(n=7,360)
18.5%
(1,360)
37.0%
(2,726)
26.1%
(1,921)
10.4%
(767)
8.0%
(586)
2022 年
(n=8,762)
24.0%
(2,102)
32.9%
(2,881)
24.1%
(2,110)
11.8%
(1,038)
7.2%
(631)
2023 年
(n=7,937)
21.5%
(1,708)
29.7%
(2,361)
21.3%
(1,692)
12.4%
(988)
15.0%
(1,188)
2024 年
(n=3,769)
29.7%
(1,118)
28.8%
(1,086)
17.3%
(652)
9.0%
(340)
15.2%
(573)
2025 年
(n=21,795)
29.1%
(6,352)
31.3%
(6,825)
18.7%
(4,069)
9.6%
(2,083)
11.3%
(2,466)
* 累積報告数は、各年第9週の集計時速報値 (参照)IDWR速報データ:https://www.niid.go.jp/niid/ja/data.html
第1〜9週の累積報告数では、2025年の累積報告数は、2020年以降で最も多く、年齢群別報
告数では2025年の1歳の報告数が2020~2025年のなかで最も多かった。
また、5類全数報告対象である急性脳炎として2020〜2025年に届出された症例において、検
出された病原体としてRSVの記載があったのは、いずれも第9週時点で2021~2023年は各
0例、2020年、2024年および2025年は各1例であった。
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
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2025年 第9週
(2月24日〜 3月2日)
:通巻第27巻 第9号
2025年第9週の定点当たり報告数上位5都道府県は、山口県(5.12)、奈良県(3.68)
、福井県/
愛媛県(2.56)、佐賀県(2.43)、福岡県(2.35)であった。第9週までの直近5週間の定点当たり報
告数上位5位の都道府県を以下に示す。
第5週:北海道(1.93)、大阪府(1.73)、奈良県(1.59)、山口県(1.47)、福井県(1.44)
第6週:山口県(2.70)、奈良県(2.09)、大阪府(1.76)、北海道(1.66)、兵庫県(1.64)
第7週:山口県(3.42)、福井県(2.40)、奈良県(1.97)、福岡県(1.87)、三重県(1.84)
第8週:山口県(4.30)、奈良県(2.74)、三重県(2.58)、兵庫県(2.30)、福岡県(2.18)
第9週:山口県(5.12)、奈良県(3.68)、福井県/愛媛県(2.56)、佐賀県(2.43)、福岡県(2.35)
2025年第9週現在、上位5都道府県は西日本に多いが、第3週以降、全ての都道府県から報
告がある。
2025年第9週の報告数は3,984例で、例年と同様に男性(53.5%)が女性に比べて若干多かっ
た。年齢(群)別では3歳以下が全体の88.2%、5歳以下が全体の95.5%を占め、1歳が30.1%(男
性:53.2%)と最も多く、次に0歳が29.7%(男性:55.9%)、2歳が18.3%(男性:51.6%)であっ
た。2025年第1〜9週の累積報告数の分布においても、同様な傾向であった〔男性が53.7%、3歳
以下が88.7%、5歳以下が95.4%、1歳が31.3%
(男性:54.4%)、0歳が29.1%(男性55.0%)、2歳
が18.7%(男性:51.9%)〕。
第1~9週の累積報告数において、0~3歳が占める割合は昨年と比較して概ね同様で推移し
ていたが、4歳以上が占める割合はやや減少した。2020年と比較すると、0歳が占める割合は減
少し、4歳以上が占める割合が増加した。2020〜2025年の第1〜9週における累積報告数(n)の
年齢分布は表の通りであった。
RS ウイルス感染症:第 1〜9 週における累積報告数の年齢分布(2020〜2025 年)
0歳
1歳
2歳
3歳
4歳以上
2020 年
(n=8,389)
35.0%
(2,933)
32.9%
(2,756)
16.9%
(1,417)
7.6%
(641)
7.7%
(642)
2021 年
(n=7,360)
18.5%
(1,360)
37.0%
(2,726)
26.1%
(1,921)
10.4%
(767)
8.0%
(586)
2022 年
(n=8,762)
24.0%
(2,102)
32.9%
(2,881)
24.1%
(2,110)
11.8%
(1,038)
7.2%
(631)
2023 年
(n=7,937)
21.5%
(1,708)
29.7%
(2,361)
21.3%
(1,692)
12.4%
(988)
15.0%
(1,188)
2024 年
(n=3,769)
29.7%
(1,118)
28.8%
(1,086)
17.3%
(652)
9.0%
(340)
15.2%
(573)
2025 年
(n=21,795)
29.1%
(6,352)
31.3%
(6,825)
18.7%
(4,069)
9.6%
(2,083)
11.3%
(2,466)
* 累積報告数は、各年第9週の集計時速報値 (参照)IDWR速報データ:https://www.niid.go.jp/niid/ja/data.html
第1〜9週の累積報告数では、2025年の累積報告数は、2020年以降で最も多く、年齢群別報
告数では2025年の1歳の報告数が2020~2025年のなかで最も多かった。
また、5類全数報告対象である急性脳炎として2020〜2025年に届出された症例において、検
出された病原体としてRSVの記載があったのは、いずれも第9週時点で2021~2023年は各
0例、2020年、2024年および2025年は各1例であった。
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
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