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感染症週報 2025年第9週(2月24日-3月2日) (6 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2025.html
出典情報 感染症週報 2025年第9週(2月24日-3月2日)(3/14)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2025年 第9週
(2月24日〜 3月2日)
:通巻第27巻 第9号

◆定点把握の対象となる5類感染症
全国の指定された医療機関
(定点)
から報告され、疾患により小児科定点
(約3,000カ所)
、インフルエンザ/
COVID-19
(小児科・内科)
定点
(約5,000カ所)
、眼科定点
(約600カ所)
、基幹定点
(約500カ所)
に分かれてい
ます。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です
(増減の目安は小数点第3位以下を含む)


定点把握疾患の報告の過去5年間の同時期の平均との比較(第9週)



−0.68
−0.28




0.13
0.83




−0.63
−1.17
−1.91

平均−1SD

平均

平均+1SD

〜〜



平均−2SD

0.46

1.88
平均+2SD

定点当たり
報告数
インフルエンザ
1.89
RSウイルス感染症
1.27
咽頭結膜熱
0.25
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.95
感染性胃腸炎
9.83
水痘
0.25
手足口病
0.05
伝染性紅斑
0.57
突発性発しん
0.18
ヘルパンギーナ
0.01
流行性耳下腺炎
0.04
急性出血性結膜炎
0.04
流行性角結膜炎
0.73
マイコプラズマ肺炎
0.36

8.76

4.19

4.73

7.42
3.34

SD:標準偏差

当該週と過去5年間の平均(過去5年間の前週、当該週、後週の合計15週間分の平均)との差をグラフ
上に表現した。

インフルエンザ/ COVID-19定点報告疾患
インフルエンザの定点当たり報告数は第3週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位
は沖縄県(7.61)、新潟県(4.06)、栃木県(3.89)である。基幹定点からのインフルエンザ入院
サーベイランスにおける報告数は157例と前週と比較して減少した。都道府県別では37都
道府県から報告があり、年齢群別では0歳(4例)、1〜9歳(37例)、10代(8例)、20代(3例)、
30代(2例)、40代(2例)、50代(5例)、60代(13例)、70代(35例)、80歳以上(48例)であった。
新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は第6週以降減少が続いている。都道府県
別の上位3位は佐賀県(8.23)、愛知県(6.62)、長野県(6.59)である。基幹定点からの新型コロ
ナウイルス感染症入院サーベイランスにおける報告数は1,994例と前週と比較して増加し
た。都道府県別では47都道府県から報告があり、年齢群別では0歳(48例)、1〜9歳(40例)、
10代(12例)、20代(12例)、30代(21例)、40代(34例)、50代(93例)、60代(190例)、70代
(503例)、80歳以上(1,041例)であった。
小児科定点報告疾患(主なもの)
RSウイルス感染症の定点当たり報告数は第2週以降増加が続いており、過去5年間の同時
期(前週、当該週、後週)の平均と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は山口県
(5.12)、奈良県(3.68)、福井県(2.56)、愛媛県(2.56)である。
咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は鹿児島県(1.04)、愛媛
県(0.78)、京都府(0.55)である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は茨
城県(4.19)、新潟県(3.84)、富山県(3.83)である。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期の平均と比較してか
なり多い。都道府県別の上位3位は大分県(23.22)、愛媛県(17.17)、熊本県(17.06)である。
手足口病の定点当たり報告数は第5週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は山形
県(0.38)、沖縄県(0.19)、新潟県(0.18)、熊本県(0.18)である。
伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期の平均と比較してかなり多
い。都道府県別の上位3位は福島県(2.06)、青森県(1.92)、栃木県(1.40)である。
ヘルパンギーナの定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は鳥取県(0.11)、岡
山県(0.06)、長崎県(0.05)である。
流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は香川県(0.11)、京
都府(0.09)、群馬県(0.08)である。

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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