願いしてきたところです。
直近の感染状況に目を向けると、新規感染者数について、全国的に上昇傾向に
転じており、第 89 回（令和４年６月 30 日）新型コロナウイルス感染症対策アド
バイザリーボードにおける直近の感染状況の評価等においても、
「今後、新規感
染者数の増加が見込まれ、①ワクチンの３回目接種と感染により獲得された免
疫には徐々に減衰していくこと、②７月以降は梅雨明け、３連休や夏休みの影響
もあり、接触の増加等が予想されること、③オミクロン株の新たな系統への置き
換わりの可能性もあること等から、今後は感染者数の増加も懸念されるところ
であり、医療提供体制への影響も含めて注視していく必要がある。」とされてい
ます。
また、救急搬送困難事案については、非コロナ疑い事案、コロナ疑い事案とも
に、直近では全国的に増加傾向となっていることに加え、熱中症による救急搬送
が増えており、十分な注意が必要です。
こうした現下の状況に鑑み、改めてオミクロン株の特性を踏まえた検査・保
健・医療提供体制についてポイントとなる点を下記のとおりまとめましたので、
各都道府県におかれては、今一度各地域における体制を点検いただき、今後更な
る感染拡大が生じても対応が可能な体制の強化をお願いします。

記

１

感染拡大が生じても迅速・スムーズに検査でき、安心して自宅療養できる
体制の強化について
（１）診療・検査医療機関の拡充・公表について
○ 診療・検査医療機関については、地域の医療関係者の御協力もいただきなが
ら、これまで約 3.8 万機関が指定を受け、うち９割の約 3.4 万施設が、各都道
府県のホームページにおいて公表されている。
○ 発熱等の症状がある患者が、まずは、適切かつ確実に検査・診療を受けられ
る体制としておくことが重要である。引き続き、診療・検査医療機関あたりの
診療・検査可能な数等を見込みつつ、都道府県ごとに比較できるようお示しし
ている人口あたりの診療・検査医療機関数も踏まえ、診療・検査医療機関の拡
充に努めること。
○

特に新規感染者が急増する場合においては、これまでの累次の事務連絡で
お示ししているとおり、診療・検査医療機関のひっ迫状況を把握した上でその
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