○ 宿泊療養施設については、今後更なる感染拡大が生じる場合に備え、
「オミ
クロン株の特性を踏まえた保健・医療提供体制の対策徹底を踏まえた対応に
ついて」
（令和４年３月 18 日付け事務連絡）の２（３）でお示ししたとおり、
引き続き、宿泊療養施設確保計画に基づく確保を行っていただき、感染状況に
応じた効率的・効果的な運用を行われたい。
例えば、宿泊療養施設の入所調整に時間を要した等の課題に対しては、患者
からの入所希望の受付を保健所等ではなく、直接都道府県が設置する窓口（コ
ールセンター等）とする等の工夫を講じること等が考えられるほか、オミクロ
ン株の特性を踏まえ、高齢者の受入に重点を置くなど新たなニーズに対応した
施設の運営を行うことが考えられる。

（３）保健所の体制について
○ 保健所の体制については、
「新型コロナウイルス感染症対応に係る保健所等
による健康観察等について」
（令和４年２月９日付け事務連絡（令和４年６月
30 日一部改正））でお示ししているとおり、①外部委託や都道府県等における
業務の一元化の更なる推進、②発生届の HER-SYS による届出の徹底（※）、③
健康観察対象者の重点化などに取り組んでいただきたい。
※ 発生届については、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施
行規則の一部を改正する省令（令和４年厚生労働省令第 102 号）により、必要な事
項に最小化し、併せて、
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法
律第 12 条第１項及び第 14 条第２項に基づく届出の基準等について（一部改正）」
（令和４年６月 30 日付け健感発 0630 第１号厚生労働省健康局結核感染症課長通
知）により様式を簡素化した。

２ 病床の更なる確保等について
（１）感染者の転退院先となる病床の更なる確保について
○ オミクロン株の特性を踏まえ、これまで早期退院等の取組を進めていただ
いてきたが、先般の感染拡大期において、特に高齢の入院患者が多数発生した
ことの対応として、以下について積極的な働き掛けの実施をお願いしている
ところであり、引き続き、高齢の感染者の適切な療養環境の確保のための受入
れ体制確保や病床の回転率の向上に、万全を期されたい。
① 臨時の医療施設をはじめとする既存の確保病床について、要介護の高齢者
に対応した人員（介護職員、リハビリ専門職員等）配置、環境整備を行うこ
とにより、高齢の感染者の受入れのキャパシティを高めること。
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